スタッフブログ

STAFFBLOG 相模原市東林間 森下記念病院のスタッフによるブログです STAFFBLOG 相模原市東林間 森下記念病院のスタッフによるブログです

保育所の避難訓練

森下記念病院のスタッフブログをご覧の皆様、
こんにちは 保育所です。

 

保育所では毎月1回避難訓練を行っています。
地震バージョン・火災バージョン・地震からの火災バージョン、そして設定時間も活動中・昼食前後・午睡直後・・等、様々なシチュエーションで行うようにしています。
訓練を行う当日は、子どもの人数・子どもの年齢・保育士の人数も異なります。その都度、状況に合わせた適切な行動がとれるよう保育士も臨機応変に対応しています。

 

1〜2ヵ月前まで歩けない子が多く、抱っこでの避難が主だった0歳児も、現在は歩いて移動が出来るようになりました。
また、防災頭巾を嫌がったり自由に動けず泣いてしまう子もいましたが、先月の訓練では1人も泣かず「じっとしててね」「待っててね」と声掛けすると待つことが出来、日頃の成果が実を結んでいます。
まだまだ、ダンゴ虫ポーズ(背中を丸めてうつ伏せになり、両手で頭をカバーする)が上手に出来ませんが訓練を重ね、今後も安全避難を第一に取り組んでいきたいです。

 

保育所避難訓練

献腎移植って?

森下記念病院スタッフブログをご覧の皆様、
こんにちは、医療相談室です。

 

当院は腎不全が進行した際に、腎代替療法選択外来を受診していただき、納得される療法選択をしていただけるよう心がけております。療法選択外来において、私たち医療相談室も費用や手続きに関してご説明する機会があるのですが、今回は先日質問を受けた内容で、献腎移植(亡くなられた方から腎臓を提供していただく移植)の費用や手続きについて簡単にご紹介いたします。

 

まず、献腎移植には日本臓器移植ネットワークへの移植希望登録が必要であり、希望される方は、移植外来を受診していただく必要があります。
献腎移植に関して概ね問題が無いようでしたら組織適合性検査として、血液型とHLA(白血球の血液型)を調べます。これらの準備としてかかる費用は、移植ネットワークへの登録料として初回は30,000円、1年毎の更新料が5,000円(現在献腎移植の待機は平均15年ほどかかります)、その他に組織適合性検査にも約30, 000円程度がかかります。
そして、臓器提供者が見つかり実際に腎移植となった際にはコーディネート経費としてネットワークへ¥100,000を支払います(臓器移植の費用は、基本的には健康保険の適用となっており、受けている公費負担制度により、自己負担額が異なります)。

 

生活保護や住民税非課税の際は免除される費用もありますが、それでも献腎移植における患者様の費用の負担は少なくありません。私たちのように実際に患者様に費用についてご説明する立場としては、可能であれば患者様方の負担が改善されていく事を願いますが、医療費全体を考えると複雑なところです。少なくともこのような事実が広く周知され、適正化に向けて議論されることが引き続き必要と考えます。

 

さいごに私事ですが、運転免許証を取得した27年前に神奈川県腎・アイバンクに提供登録をしました。

 

臓器移植に関する詳細情報はこちら

あけましておめでとうございます。

森下記念病院スタッフブログをご覧の皆様、
こんにちは2階病棟です。

 

2022年あっという間に年もあけました!
明けてすぐに雪が降ったり…オミクロン株が拡大してきたり…
皆様も感染対策に気をつけて日々お過ごし下さいませ。

 

あっという間にお正月も明けてしまいましたが、元旦の朝食のメニューはおせちでした。
写真は透析食の方のものです。

病院おせち

病院おせち2

皆さん美味しそうに食べていらっしゃいました!
栄養課さんありがとうございました!  

2022年になりました。

森下記念病院のスタッフブログをご覧の皆様、
こんにちは、院長です。

 

このブログは2022年1月1日の元日に書いております。
私はこれで3年連続1月1日の日当直を担当しておりますが、血液透析も担当する腎臓内科医を十数年務めている自分にとっては、年末年始やゴールデンウィークがすべて休みのことを今まで一度も経験したことなく、今では当たり前として日当直を担当しております(もちろんスタッフには代休や手当をお出ししています)。

 

さて、最近気になった話題でもあるのですが、2022年は2年に1度の診療報酬の改定がある年となります。今回の改定は薬価が1.37%引き下げとなり、人件費や技術料にあたる本体が0.43%の引き上げとなり、全体では0.94%の引き下げとなりました(診療報酬、全体で0・94%引き下げへ…75歳以上医療費2割負担は来年10月から : 政治 : ニュース : 読売新聞オンライン (yomiuri.co.jp))。この改定に対して、多くの意見が飛び交っておりますが、国として限られた財源の中で増加する医療費を抑制する方向にあることは理解しています。

 

病院を運営する立場からは、生産人口が減るなかでの人材確保とそのための費用、医療に関連する人件費の上昇、材料費の上昇など、減少する“売り上げ(診療報酬)”に対して“費用”は増加する傾向にあるため、今回の改定によって、ここ数年続く厳しい状況が継続することを理解する必要があります。

 

私は、“いきいきと働くスタッフがいてこそ、患者様にいい医療が提供できる”、ということを院長になってからずっと考えています。それぞれのスタッフにはそれぞれの考えや目標があり、それぞれの置かれている状況も誰一人として同じではないため、全員のすべてを満足させる運営は難しい、とは思います。しかし、運営する立場としてできる限りを尽くすことで、多くのスタッフがいきいきと働くことができ、患者様にいい医療を提供しつづける病院であれるよう、病院の運営にとって厳しい状況が続きますが、今年も頑張りたいと思います。

 

寅年ではありますが、我が家の無理やり感のある寅を紹介させていただきます。

皆様、今年もよろしくお願いいたします。

パグ 寅年