「土用の丑の日」
森下記念病院スタッフブログをご覧の皆様、
こんにちは、臨床工学課です。
梅雨も明けて、夏本番がやってきました。
毎年、最も暑い夏を更新しているような気がします。
一体どこまで暑くなっていくのか…。
暑さと共にスーパーやTVCMでうなぎの文字を目にする機会が増えますね。
うなぎといえば、「土用の丑の日」。
子供の頃は土曜日じゃ無いのに?とか丑の日なのに何故うなぎを食べるの?と思っていたものです。昔の人が夏場にうなぎを売るために土用の丑の日を利用したみたいな、ざっくりとした理由は聞いた覚えがあるのですが、そもそも土用の丑の日って??と思い、軽―く調べてみました。軽くですよ。
「土用」とは、季節の変わり目を指す言葉だそうです。具体的には立春、立夏、立秋、立冬それぞれの前の約18日間の期間のことを指します。ちなみに今年の立秋は8/7です。
「丑の日」とは、十二支の丑のこと。古くから日付の目印として十干十二支、日の干支が使われていました。60通りあって、60日周期でそれぞれの日に当てはめられています。簡単に言えば1ヶ月のそれぞれの日に十二支を当てはめ、「丑」に当たる日のこと。
つまり立秋の前の18日間、「夏土用」と呼ばれる期間で丑の日に当たる日が、いわゆる「土用の丑の日」ってことです。
今年2024年は2回あって、7/24と8/5です!
土用の丑の日にうなぎを食べるきっかけは江戸時代。
天然物のうなぎの旬は秋から冬にかけての10~12月頃。旬を外れた夏場、うなぎ屋さんは閑散期だったようです。そこで、古くから夏場に「う」のつくものを食べると夏負けしない。という俗信からヒントを得て、本日土用丑の日と看板を立てたところ、うなぎの蒲焼きが飛ぶように売れたそうです。
元を辿れば、うなぎを食べる慣習ではなく「う」のつくものを食べる慣習だったんですね。他にも、丑の方角を守護する玄武の色にちなんで、黒い物を食べるなんて慣習もあるそうですよ。
暑さが厳しい毎日ですが、うなぎに限らず「う」のつく食べ物、黒い食べ物を食べて今年の夏も元気に乗り切りましょう!!!