臨床工学課の職場見学は随時行っております。
ご希望の方は腎センター直通の電話番号から臨床工学課課長までお気軽にお問い合わせください。
臨床工学課のスタッフ体制
桐蔭横浜大学
東海大学
日本工学院
東京工科大
職場紹介
当院における臨床工学技士は、血液透析、腹膜透析、バスキュラーアクセス、内視鏡、ME機器管理などの業務を行っています。どの業務においても他部署との連携が必要不可欠であるため、スタッフ同士のコミュニケーションを大切にしながら業務に取り組んでいます。
若いスタッフが意見を言いやすいような体制づくりを心がけ、時代に取り残されないよう常に新陳代謝しより良い方向に変わっていける組織を目指しています。
働き方については皆さんが長期的に安定して働きやすい職場にするため、プライベートに合わせて勤務希望やお休み希望をしやすい体制を取っております。
ワークライフバランスといっても希望の働き方はそれぞれ個人で違いますので、働き方について個別にヒアリングをして勤務に反映させています。(定時で帰りたい、残業したい、など)
こうだったらいいな、に近づけられるよう改善していくことにより当課の離職率は低いです。
- 超早:7:00~15:30
- 早出:8:00~16:30
- 日勤:8:30~17:00
- 遅出:11:00~19:30(手当有り)
- 準夜:14:30~23:00(手当有り)
血液透析業務
透析室にて腎不全患者様に対する血液浄化療法に携わっています。
当院で穿刺は臨床工学技士が行います。内シャントに限らず、近年人工血管や動脈表在化の患者様も増えてきているため、様々なバスキュラーアクセスに関わることが出来ます。
その他業務としては、バイタル測定、返血、各種データ管理、透析液の清浄化、エンドトキシン測定なども行っています。
機器管理として水処理装置、供給装置、患者監視装置の操作、保守点検管理は勿論の事、定期的な消耗部品の交換をはじめ、機器の精度・安全管理を行っています。
透析は3クール体制で行っているため遅出や準夜勤務がありますが、勤務はスタッフの家庭の事情に配慮して行っています。
腹膜透析業務
腹膜透析業務においては、入院時APDの装置設定や機器管理、遠隔記録の確認、メーカーとのやり取り等、臨床工学技士ならではの視点で業務に関わっています。
また除水量や透析効率、体水分量の変化等を毎月データとしてまとめ、より良い透析を行えるようにしています。
バスキュラーアクセス業務
2018年より透析血管外科医が着任されたことを受けて、VAチームを発足しました。それまで関りの無かった、シャントエコーやVAIVT介助、シャントOPE介助などに挑戦しています。
透析に関わる臨床工学技士が、VA管理に参入することで様々な事が見えてきました。透析室でVAに触れることが多いため早急に対応することができたり、透析効率を考慮した穿刺部の検討をすることができたりしています。
ドクターや看護師とも連携し、治療方針や計画などを話し合い、より良いVA管理を行えるようにしています。
近隣透析施設よりVA不全の治療でいらっしゃる患者様も多くおり、さまざまな症例があります。臨床工学技士にとって大変やりがいのある分野だと認識しています。
内視鏡業務
2018年に第4回 医師の働き方改革を進めるための タスク・シフト/シェアの推進に関する検討会で軟性内視鏡検査・治療について議論されました。これを受けて当院でも院長の要望もあり、2022年より臨床工学技士が内視鏡室に派遣され、新たな業務への挑戦が始まりました。
業務内容
- スコープのセッティング
- 治療/検査の準備
- 検査のデバイス介助
- 治療のデバイス介助
- スコープ・リユースデバイスの洗浄/滅菌
- 検査/治療デバイスの補充や定数管理
などを行っています。
臨床工学技士として、機器の点検や内視鏡検査・治療における内視鏡技術支援をしています。
教育活動
- 院内向け勉強会(新人研修・生命維持管理装置・新規購入医療機器)
- 臨床実習受け入れ 神奈川県内臨床工学技士養成校1校(北里大学医療衛生学部臨床工学専攻)
資格取得
- 透析技術認定士
- 腎代替療法専門指導士
- 腹膜透析認定指導臨床工学技士
- 臨床ME認定士
腎センターについて
当院腎センター(透析室)は相模原市透析施設の災害拠点病院となっています。透析機器の電源は全て非常電源となっており、2系統の自家発電設備により停電時も透析が可能です。水に関しても通常時より自家井戸水で行っており断水にも耐えうる災害に強い施設です。
腎センター(主に外来患者用)70床、第2透析センター(入院患者用)10床の計80床となっています。
透析室
第2透析室
機械室
RO装置、透析液供給装置、A・B溶解装置があります。また、透析監視装置のメンテナンス場所となっています。