AEC(自動露出制御器)
森下記念病院のスタッフブログをご覧の皆様、
こんにちは、放射線室です。
当院で多くの撮影に使用しているレントゲン撮影装置にAEC(自動露出制御器)という機器を新たに導入しました。
そのAECについてすこしご紹介させて頂きます。
まずAECとは、X線の質、被写体照射部の厚さ、その他の要因にも影響を受けることなく画像に最適なX線露出量を検知することが出来ます。
つまり、放射線診断においてX線撮影時の放射線量を自動的に調整するシステムです。
ではAEC導入によりどのようなメリットがあるのでしょうか。
1.患者様の放射線被ばくの軽減
AECは患者様に最適な放射線量を自動的に調節することで診断に必要な画像を得るために必要最低限の放射線量を使用し健康へのリスクを最小限に抑えることができ過剰な放射線被ばくを防ぎます。
実際にAEC導入後、当院での実測値と診断参考レベル※を比較し表にしました。
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※放射線診断で通常用いられる標準的な線量 |
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《 レントゲン撮影検査 》 |
当院 |
診断参考レベル |
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入射表面線量 |
入射表面線量 |
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胸部正面 |
0.12 |
0.3 |
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腹部正面(臥位) |
1.68 |
2.5 |
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表の通り診断参考レベルに比べて当院の撮影での数値が低く、少ない線量で撮影が行えている事がわかりました。
2.画像品質の向上
患者様ごとに異なる体型や密度に応じて放射線量を自動で調節するので常に最適な画像品質を維持することができ、
患者様の状態に応じた正確な診断が可能になります。
AECをはじめ年々医療技術は進歩しています。
放射線技師として低被ばくで高画質な画像を追い求めながら
皆様に温かい医療を提供できるよう尽力していきます。






