麻酔薬が品薄です。
森下記念病院のスタッフブログをご覧の皆様、
こんにちは、薬剤課です。
先日テレビニュースにもなっていましたが麻酔薬が著しく品薄状態です。
ご存じの通り麻酔薬は手術部位の痛みを麻痺させる薬。
ほかに、無痛分娩や帝王切開などの際にも麻酔薬は欠かせません。
麻酔薬を主に販売しているのはジェネリック医薬品のメーカー。
設備の不具合により8月から供給がほぼストップし、再開の見込みは立っていない薬剤もあります。
ここ数年、感冒薬や解熱剤、漢方薬にいたるまで深刻な『薬不足』が続いています。
厚生労働省が発表している「医療用医薬品出荷供給状況」によれば、10月1日時点で約3600もの医薬品が「出荷調整」や「出荷停止」状態にあります。
発端は、2020年末に発覚した後発医薬品メーカーの不祥事。
これを機に、薬事法で定める製造手順を遵守していない後発医薬品メーカーが続々と明らかになりました。
業務停止や出荷停止が相次ぎ、後発薬がたちまち供給不足になり、それが今も尾を引いている状況です。
根本原因は数年前から急激な薬価抑制を進めたためじゃないでしょうか。
コスト削減のために品質管理等の手間暇を惜しんだのかもしれません。
物価高騰による原材料費の高騰やランニングコストの増加は今後も続くでしょう。
それにより採算がとれないのが原因で、無責任に医薬品の製造を中止し市場から枯渇する。
薬剤が不足することにより、我々の治療の選択肢を狭める、もしくは治療を受けられない結果となっています。
医療費削減を薬価削減だけで賄おうとしているのであれば、メーカーは薬剤を作れば作るほど赤字になり製造を中止するという負のスパイラルに拍車がかかるでしょう。
時代に即した保険料の使い方について、改めて見直しを行わないといけないと感じました。
保険料の使い方を真摯に考える政党に投票する事で、状況が何か変わるといいなと思っています。(10月23日現在)







