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BLOG第411回 採血する血液が黒っぽい色であるのはなぜ??

2026.03.26

採血する血液が黒っぽい色であるのはなぜ??

森下記念病院スタッフブログをご覧の皆様、
こんにちは、検体検査課です。

 

今回は血液の色に関して少しお話したいと思います。

 

採血時に患者様から「採血する血液が黒っぽい色であるのはなぜか」というご質問をよく頂きます。
身体の具合が悪かったり、脱水により血液がドロドロであるから血液が黒く見えるわけではないのでご安心ください。
私も初めて採血をされた時、自分の血管から黒っぽい血液が出てきたことに違和感を覚えました。
普段イメージする血液は真っ赤であるのに、採血する血液は黒色に近い赤色であるのはどうしてでしょうか?

 

血管の中に流れている赤血球にはヘモグロビンという成分が含まれています。
ヘモグロビンは身体全体に酸素を運搬するという役割があり、酸素と結合したヘモグロビンは赤くなります。
酸素と結合したヘモグロビンが多く流れている血液を動脈血と言い、逆に二酸化炭素や身体の老廃物を運搬しているヘモグロビンが多く流れている血液を静脈血と言います。

 

皆さんが普段されている採血は静脈血採血であり、血液内の酸素量が少ないので黒っぽく見えるのです。

 

なぜ採血は動脈血ではなく静脈血から採るのかといいますと、
まず、動脈血が流れている血管を動脈、静脈血が流れている血管を静脈と言います。
静脈は動脈に比べ、皮膚表面に近いので見やすく、神経を傷つけるリスクも低いです。
逆に動脈は身体の深いところにあり針が刺しにくく、神経も近いので傷つけるリスクが高いです。
以上の事から採血は静脈から採っているのです。

 

今回の話が皆様の疑問を少しでも解消できていたら嬉しいです。
なにか他に分からないことがあれば、お気軽にスタッフにお声がけください。