お知らせ一覧

BLOG第11回 免疫力を上げる食事

2020.06.18

免疫力を上げる食事

森下記念病院のスタッフブログをご覧の皆様、こんにちは。
栄養課より新型コロナウイルスに負けない身体作りのために、食事による免疫力アップについてご紹介します。

 

たんぱく質とビタミンA

 筋肉や、血液、皮膚、粘膜、免疫細胞など私たちの身体を構成するあらゆるものはたんぱく質からできています。
たんぱく質が不足すると皮膚や粘膜が弱くなり、免疫力が下がってしまいます。
またウイルスが真っ先に入る場所である鼻やのどの粘膜を強くするには、ビタミンA(β-カロテン)が必要になります。
ですから、毎食たんぱく質を多く含む食品とビタミンAが豊富な食品を取り入れてみましょう。

たんぱく質が豊富な食品 → 肉類・魚介類・卵・大豆製品・乳製品など

ビタミンAが豊富な食品 → 人参・ブロッコリー、ほうれん草・かぼちゃなどの緑黄色野菜
(脂溶性なので油と一緒に調理すると吸収しやすくなります) 

 

発酵食品と食物繊維

 腸は食物の栄養素を吸収しつつ、食物を通じて体内に侵入する外敵(ウイルス、細菌など)をブロックする全身の免疫システムの要です。
腸内で乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌が腸内環境を整えることによって、免疫細胞の働きを高めていきます。
また、腸内環境を整える上で、食物繊維を一緒に摂ることが必要になってきます。
 発酵食品 → ヨーグルト・チーズ・納豆・甘酒・ぬか漬け・キムチなど
 食物繊維 → 野菜や果物、海藻類・オリゴ糖
腸内環境をよくする食事例
 バナナヨーグルト・・・バナナの水溶性食物繊維が乳酸菌やビフィズス菌のエサになり、善玉菌をパワーアップ!
 オクラ納豆  ・・・ 発酵食品に水溶性食物繊維を加えて。
 オリゴ糖 ・・・ビフィズス菌や乳酸菌と水溶性食物繊維を食べると、腸内環境の改善に役立ちます。