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BLOG第17回 運動正しく行えていますか?

2020.07.09

運動正しく行えていますか?

森下記念病院スタッフブログをご覧の皆様、こんにちは。
リハビリテーション室です。

 

前回、リハビリテーション室からは、運動をいくつかご紹介を致しました。
BLOG第12回 生活スタイルと運動
実際にやってみたという方はいらっしゃいますでしょうか?
今回は、その中にも含まれていました、スクワット(膝の屈伸)について少し詳しくご紹介したいと思います。
スクワットとは、立った状態から膝を曲げて伸ばすというシンプルな運動です。みなさまも一度は聞いたり、やったりしたことがあると思います。
突然ですが、問題です!
1番と2番どちらもスクワットを行っていますが、正しく行われているスクワットはどちらしょうか?
正解は・・・・

スクワット1スクワット2スクワット後

スクワット前スクワット誤りスクワット後

正解は、1番です。みなさま正解でしたでしょうか?
2番はなんだがやりにくそうですね。しかし、2番のやり方になっている方、実は結構いらっしゃるのです。
では、どうして2番が良くないかといいますと、注目すべき場所は膝の位置です。
ここでもう一度、膝を曲げた時の姿勢を見比べてみましょう。

スクワット比較
お分かりでしょうか。1番は膝がつま先よりも前に出ていませんが、2番は膝がつま先よりも前に飛び出てしまっています。こうなることで、膝への負担が増え、痛みに繋がる恐れがあります。さらに、かかとが浮きやすく不安定な姿勢になってしまい、筋肉が上手に働かせられず、効果が落ちてしまうことが考えられます。
したがって、スクワットとは、膝を曲げたときに、膝がつま先よりも前に出ないように行うのが正しいやり方です。イメージとしては、膝を曲げるというよりも、椅子に座るような感覚で、腰を落としていくように行うのが良いです。最初は、実際に後ろに椅子を置いて座りながら練習してみるのも良いですね。このようなやり方で行うと、もも前面の筋肉だけでなく、ももの裏側やお尻の筋肉もよく使いますので、ヒップから脚のシェイプアップにも効果的です。余裕のある方は、1.2.3.4のカウント膝を曲げ、5.6.7.8カウントで伸ばすようなゆっくりとしたやり方で行う方法もおすすめです。途中で早くなったり遅くなったりせず、どの膝の角度でも常に同じ速度で行ってみてください。スクワットは、1日10回3セットを目標に行ってみてくださいね。

それでは、正しいスクワットで、ケガをせず、丈夫な身体を目指してみましょう!