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BLOG第46回 臨床工学技士って?

2020.10.22

臨床工学技士って?

森下記念病院スタッフブログをご覧の皆さん、
こんにちは。臨床工学課です。

 

唐突ですが、臨床工学技士ってどのような仕事をしているかご存知ですか?

私が臨床工学技士の国家資格を取った時に親戚に報告したところ、「臨床工学技士って何するの?」と聞かれたことがあります。たしかにドラマや映画で、医師や看護師が主役になることは多いですが、臨床工学技士を取り上げたものを私は知りません。そこで、「ドラマで人工心肺の使用の指示を出すのは医師、実際に機械を準備し、操作をして動かしているのは技士だよ」と回答しました。しかし、当院では人工心肺は使用する機会がないので、これだと私たちの仕事が無いことになってしまいます。

 

 では当院で臨床工学技士がどんな仕事をしているのかと言いますと、主に血液透析に関連する業務を担っています。血液透析のためのシャント・人工血管の穿刺から超音波などを用いた日々の管理、患者様のバイタル管理、各患者様のデータを参考に透析条件(設定)の見直しの提案など血液透析に関する様々な業務を行っています。そのほかにも院内では人工呼吸器や点滴シリンジポンプの管理など、医療機器に関する業務を担っております。

 

今後の当院の臨床工学技士のさらなる展開として、内視鏡関連の業務にも関与していくことで、患者様と医療機器をつなぐプロフェッショナルとして、より院内で活躍できる場を増やしていきます。もし見かけることがありましたら、気軽にお声をかけて下さい。