イヤホン(ヘッドホン)難聴について知っていますか?
森下記念病院スタッフブログをご覧の皆さま、
こんにちは生理検査課です。
健診聴力検査で最近、年齢の割に聴力検査データがよくない方が目立つような…。
イヤホン(ヘッドホン)難聴という言葉をお聞きになったことはありますか?
その名の通り、イヤホンやヘッドホンを使用することが原因で起こる難聴です。
大きな音量で音楽などを長時間聞き続けることで、耳の中(内耳)にある有毛細胞が傷つくことが原因です。
イヤホン(ヘッドホン)難聴の最初の特徴は4000Hz付近の高い音から聞こえにくくなります。このとき、日常生活では耳にしない音域のため聞こえにくさを感じることはあまりありません。
他の症状としては、耳閉感(耳が詰まった感じ)や耳鳴りなどがあります。症状が進むと低音域も聞こえにくくなることがあります。
重症化すると聴力の回復が難しいため、そのような耳の違和感に気づいたら早めに耳鼻咽喉科を受診することが大切だそうです。
初期変化は自分では気づきにくいため、意識的にイヤホン(ヘッドホン)の音量や使用時間などに注意しながら予防していきたいですね。