地域における森下記念病院の役割 ~『自助』・『互助』~
森下記念病院スタッフブログをご覧の皆様、
こんにちは、看護部長室です。
先日、東林第1地域包括支援センター長が森下記念病院に訪ねて来て下さいました。
東林第1地域包括支援センター長とは、10年以上前に存在していた『東林ネットワーク』という地域連携の会で顔の見える関係を築かせていただいておりましたが、新型コロナウイルスパンデミック等の影響も重なり、活動はここ数年途絶えておりました。
10年以上前に発足したこの連携の会では、今後の東林地区高齢化問題や健康維持、増進について、多職種合同で症例発表なども交えながら意見交換をしてきました。連携の会開催は仕事終わりの時間だったこともあり、時には飲みニケーションも取り入れながら、横のつながりを深め、和気藹々とした雰囲気で会議が進行していたことを思い出します。それぞれ専門分野の視点から本音で語り合うことができる信頼関係を築いていたことが、10年以上を経過した今、新たな連携に繋がったのだと改めてありがたく感じております。
東林地区の高齢化率は10年前に予想していた通り上昇しています。65歳以上の老年人口率が27.1%と相模原市全体の率を超え、独居世帯が増加すると共に、老老介護も増加。将来的に移動手段に不安を感じている方が増えていること。また、マンションやアパートで1人暮らしをしている方が多い特徴がある地域であることも改めて伺いました。
- 地区別年齢人口構成の比較(老年人口率 65歳以上)
相模原市全体の老年人口率26.5%
東林地区 27.1%(10年間で3.3%↑)
- 地区別年齢構成の比較(平均年齢)
相模原市全体の平均年齢47.64歳
東林地区 48.59歳(10年間で2.83歳↑)
相模原市の人口・統計に関する情報(令和6年4月1日付)より
こうした方々の健康維持や居場所作りとして、地域の自治会や公民館において、健康教室や介護予防教室を定期的に開催する活動に、東林地区にある病院として森下記念病院にも又是非参加をしていただきたいと、大変嬉しいお誘いをいただきました。
『自助』・『互助』の取り組みに地元の病院として関わり続けることは大変重要であると考えていること、こうした取り組みに賛同してくれる職員が複数いることもお伝えしたうえで、快諾させていただきました。
- 当院に勤務する各種専門家が地域に出向き、地域のみなさまの健康維持、増進活動に貢献すること。
- 当院が、腎疾患に特化した一元的な関わりができる病院であること(透析医療療養病棟があることや透析外来送迎サービスがあることも含め)地域のみなさまに広く知っていただくこと。
を目的に、介護予防教室に参加させていただきます。
開催予定の教室の様子は続編にてお伝え致します。
〈今後の予定〉
介護予防教室開催について
日時:2024年12月14日(土) 13:30~15:00
開催場所:東林間シニアクラブ 1階
参加人数:40名程度
講師:理学療法士
管理栄養士
腎臓病療養指導士(看護師)
健康寿命をのばそう!!~いきいきライフを続ける秘訣~
- 理学療法士
握力測定。生活に取り入れたリハビリ。 - 管理栄養士
しっかり食べて楽しく暮らすためのポイント。 - 腎臓病療養指導士(看護師)
『しる、はかる、くらす』Home血圧。
今後も地域のみなさまと共に在り続けられる病院作りを目指して参ります