リブレ2を付けてみた感想
森下記念病院スタッフブログをご覧の皆様、
こんにちは、診療部門支援課です。
今回は血糖値を持続的に測定できるリブレという医療機器についてのお話しをします。
今までの血糖測定器は測定毎に指先などに針を穿刺し測定を行っていました。FreeStyleリブレと呼ばれるこの測定器では、とても短い針のついた小型センサー部を上腕後部に装着し、リーダー機器をタッチするだけで血糖が測定できます。最長14日間装着が可能で、穿刺する事無く測定が可能となる機器になります。
昨年12月某日、旧リブレから新たにリブレ2に切り替わるため、院内で勉強会がありました。
そこで株式会社Abbott様から試供品としてリブレ2のセンサーを頂いたので使ってみた感想を書いていきます。
今までのリブレはリーダーの機械を8時間ごとに当てないと血糖値が記録されませんでしたが、リブレ2はスマホと連携することで24時間血糖値が記録されます。
ご本人とスマホが6メートル離れるとその間は記録されないので注意が必要ですが、ご自身で機械を当てる手間が省けるのは大きなメリットだと感じました。
また、スマホアプリで気になった時に気軽に血糖値を見られるので便利ですし、リーダーを使用するよりも日常的な感覚で確認できるので、血糖値チェックの習慣化に繋がると思いました。
さらにメモ機能が付いており、食事のタイミングなどをメモしておくと後から見返した際に便利でした。
数日間付けていると自分の血糖値の変動パターンが見えてきました。
休日におやつをだらだら食べた日は血糖値の変化が平行気味だな、仕事の日は昼食後に血糖値が急上昇しているな、などグラフで可視化する事で自分の生活を見直す良い機会になりました。
また、少し具合が悪いかも?と思った際にたまたまアプリを見たところ、低血糖気味だったことが分かり体調悪化を防ぐこともできました。
貴重な体験が出来たことに大変感謝いたします。
詳しい使用方法はリブレ2を使用する方を対象に外来処置室でご案内いたしますのでご安心ください。
リブレ2をこれから使う方、興味がある方の参考になれば嬉しいです。