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BLOG第157回 インフルエンザの流行る時期です。

2022.12.05

インフルエンザの流行る時期です。

森下記念病院のスタッフブログをご覧の皆様、
こんにちは、薬剤課です。

 

急に寒くなりました。
乾燥の季節 = 季節性インフルエンザの流行る時期です。

冬になると乾燥する理由はご存じですか?
温度が下がるとある一定の容積の空気が保有できる水分量が減ってしまうからです。
だから気温の高い夏は空気が保有できる水分量が多いため、ジメジメしているのです。

これを『飽和水蒸気量』といい、1m3 の空間に存在できる水分(水蒸気)の限界量のことを示します。

飽和水蒸気量

上記表は20℃ 湿度100%の時、空気1m3中に17.31gの水分が含まれること。
35℃ 湿度100%の時、空気1m3中に39.60gの水分が含まれていることを示しています。

つまり乾燥時期に加湿だけしても空気中水分量は上限以上には増えません。
ちなみにインフルエンザウイルスが流行しにくい湿度環境は11.1g/ m3以上とされていますので少なくとも15℃以上の環境温度を保つ必要があります。

 

つまり何を言いたいかといいますと、インフルエンザワクチンを接種したほうがいいのでは?ということです。
今年はインフルエンザワクチンをご用意できますのでご希望の方は受付にご相談ください。