患者になって気づいたこと
森下記念病院スタッフブログをご覧の皆様
こんにちは、生理検査課です。
ここ数年風邪すらひかない私が、入院・手術を経験しました。
いつもは患者様をお迎えする立場の私が、患者になったのです。
患者になって気づいたことを少しお話させていただきます。
入院中は、コロナの影響で、面会もできず、院内を自由に散歩することもできなかったので、カーテンに囲まれたベッドの上で、多くの時間を過ごすことになりました。
術後、ベッド上安静の間、点滴や尿を出すためのカテーテルがついた状態の時には、看護師さんが点滴や尿の様子、術後の状態を確認してくれるのですが、わずかなことでも痛いものなのだとわかりました。
看護師さんが管などを動かす様子は普段自分やその周りでもよく見る手順で、患者さんに十分配慮をした手順だったと思います。
それでも、患者さんはこんな思いをされていたのだと、反省し気づくことができました。
また、入院中も携帯電話メールなどで家族と連絡を取り合うことはできていましたが、一日中ベッドの上で過ごす私には、看護師さんや病院職員さんとのわずかな会話でも、とても気持ちが安らぎ前向きな気持ちになるのだと感じました。
今までの業務の中で配慮していたつもりでしたが、やはり足りない部分が多くあるのだと気づくことができました。
私の経験は日々病気と闘っておられる患者様からしたら、軽微でほんの入り口に過ぎないことだと思います。
病気にならないほうがもちろん良いことですが、私にとって、今回の経験は健康を取り戻すだけではなく、多くの気づきを得る良い機会になりました。
患者様が安心して治療を受けられるよう、今回の経験を生かしていきます。