フットケアについてのお話
森下記念病院スタッフブログをご覧の皆様、
こんにちは、外来看護部です。
今日はフットケアについてお話しさせていただきます。
足は「第二の心臓」とも呼ばれるほど、私たちの体にとって重要な働きがあります。以前参加した研修で「人生100年時代、子供のころから足に関心を持たせることが大切」というお話を聞きました。足育にとって適切な時期は3~7歳、その後10歳までには骨の骨格を形成しほぼ基礎を完成させるそうです。
我が家には未就学児の子供がいるのですが、思春期にもなれば親に足なんて見せてくれなくなることでしょう・・・。気が付けばそばに来てくれる、今こそまさに足の大切さを伝えられる、足育が出来るチャンスと思い、早速実践してみました。
「足はきれいに洗おうね」「靴を履いていて痛かったら教えてね」「靴下を履こうね」「足に傷は出来ていない?」「爪は伸びていない」など、足を一緒に観察し、きれいに洗いながら繰り返し伝えました。
ここで一つ言いたいことがあります。
子供の足はこちらが思っている以上のスピードで大きくなるものですね。
この一年で何足買い換えた事でしょうか・・・足のためにはきつい靴を履かせておくわけにはいかないと購入するのですが、我が家では毎回困ったことが起きるのです。
子供にも当然ながらお気に入りの靴というのが存在するようで、新しい靴はお気に召さず、サイズの小さくなった靴を履きたがるのです。(うちの子だけかもしれないですが・・・)こうなると、足育も何もできたものではありません。
足育の効果とはまだ言えないかもしれませんが、最近子供から「そろそろ爪を切った方がいい?」「足に傷が出来たけど大丈夫?」と教えてくれるようになりました。
一般的には足育とは子供に足、靴、靴下、爪の知識や役割などを正しく伝える事と定義されており、それを家庭で実践していく事で子供が理想的な足になる事を目指すこととされています。ですが、個人的には足育は、子供から大人まで誰もが対象ではないかと思うのです。大人も痛み無く元気に仕事・家事・趣味が楽しめ、人生の最後を迎える日まで自分の足で歩けるように、日ごろから足を観察し、きれいに洗い、大切にしていきたいものですね。
意外と足は意識しないとじっくりは見ないものです。ぜひ、皆さんも今日は足をじっくりと観察してみてください。そして、今の時期は保湿が特に大切ですので、お風呂上りには保湿クリームをお忘れなくお願いします。