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BLOG第325回 花粉症の症状がある時に血液検査で数値が上がる項目

2025.03.13

花粉症の症状がある時に血液検査で数値が上がる項目

森下記念病院スタッフブログをご覧の皆様、
こんにちは、検体検査課です。

 

暖かい春が待ち遠しいですが厄介者が...

 

そう、花粉です!!

 

私は花粉症なんですが、ここ1、2年は薬を飲まないと鼻水が止まらないのでこの時期は大変です(^^;)

 

ちなみに花粉症の症状がある時に血液検査で数値が上がる項目があるのをご存じですか?
それは好酸球という白血球です。
白血球には主に5種類あり、これらを総称して白血球と呼んでいます。そしてそれぞれの割合を示したものを白血球分画と言い、下記の名前と特徴があります。

  1. 好中球(Neutro)
    ・白血球分画の40~70%を占めている。
    ・細菌感染していると上がる。
  2. リンパ球(Lymphocyte)
    ・白血球分画の18~49%を占めている。
    ・ウイルス感染していると上がる。
    ・乳幼児の場合、好中球よりもリンパ球の割合が多いが、一部成人でも多い方も。
  3. 単球(Mono)
    ・白血球分画の2~10%
    ・単球性白血病で上がる。
  4. 好酸球(Eosino)
    ・白血球分画の0~8%
  5. 好塩基球(Baso)
    ・白血球分画の0~2%

④の好酸球は花粉症だけではなく、喘息や鼻炎・皮膚炎などのアレルギー、寄生虫に感染している場合などでもが割合が上がってしまいます。花粉症かはっきりさせたい場合はアレルギー検査をしてくださいね!当院でも検査が出来ますよ。

 

花粉症の皆さんは早めに薬を飲んで花粉症に備えましょう!