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BLOG第369回 ~ヤモリと私の小さな癒しの時間~   

2025.09.18

~ヤモリと私の小さな癒しの時間~

森下記念病院スタッフブログをご覧の皆様、
こんにちは、療養病棟です。

 

残暑を迎え、吹く風に涼も感じられる今日この頃となりましたが、
夏バテでダウンされている方もいるのではないかと思います。
酷暑から気がゆるんだところにコロナも流行りだし再び気を
引き締めていかなければなりませんね。

 

そんな暑さと患者様のケアに追われる中で、ふとした瞬間に心が沈むこともあります。
夜勤勤務で、消灯を済ませ病棟が寝静まり一息ついている私の前に、
思いがけない癒しが訪れました。
ナースステーションの窓の外に、何かがぴたりと張り付いている。
よく見ると、それは小さなヤモリでした。
「こんなところに・・・?」と驚きつつも、
なぜか目が離せません。そのヤモリはまるで病棟の一員のように、
毎晩のように現れては、じっと窓辺に佇んでいます。

 

ある夜、舌をペロペロと出している姿を目にしました。見ると昆虫を捕まえペロリと
食べているではありませんか。彼も人間と同じように懸命に生きているのだなと生を感じました。
そんな一面も持っているけれど、このヤモリの一番の魅力はキュートな足裏。
窓ガラスにペッタリついた感じが何ともかわいらしくて 心が癒される瞬間です。

 

ヤモリは「家守」とも書きます。家を守る存在として、昔から縁起が良いとされているのです。
病棟という”家“を守ってくれているのかもしれません。患者さんの命を支える場所で、
ヤモリの小さな命が、私たちにそっと寄り添ってくれています。
癒しは意外なところにあった。…というのは私の感想で、昆虫が嫌いな人にとっては
気持ちが悪く見たくもない、という存在であることも。
現実、ヤモリがいるという事は害虫もいる証拠。でもそれも自然のバランスの一部なんだな、と感じた夜でした。

ヤモリ