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BLOG第174回 病棟の行事食!

2023.04.10

病棟の行事食!

森下記念病院スタッフブログをご覧の皆様、
こんにちは栄養課です。

 

栄養課では入院中の患者様へ少しでも食事を楽しんで頂きたいと、月に1回季節のイベントにちなみ、季節の食材を使用した行事食を実施しています。
行事食の写真は2階、3階病棟のスタッフブロブでも紹介されているので、こちらでは行事食の裏話を紹介したいと思います。
BLOG第101回 急に寒い…
BLOG第118回 あけましておめでとうございます。
BLOG第144回 2階病棟の七夕イベント
BLOG第163回 2023年あけましておめでとうございます。
BLOG第171回 季節を感じられる病棟づくり

 

大変好評なのが、バレンタインのチョコレートデザートです。
(写真は、3階病棟のブログで紹介されていましたね)

数年前の2月の行事食は、節分にちなんで豆料理や、豆まき用の豆に見立てた、たまごボーロを出していたこともありました。この豆料理、大豆と豚肉をかき揚げにしたもので、とっても美味しかったのですが、行事食の割には見た目が今一つパッとしない、また、たまごボーロは節分のパッケージに入っていますが、豆の変わりにたまごボーロ?と評判は今一つ良くない。そこで行事食のメニューの見直しをすることになりました。
その時に、2月の行事食は節分からバレンタインに変更。メニューは和風から洋風に変えました。そしてデザートにチョコレートを出してみてはどうかとなり、協議の結果チョコレートムースケーキに決定しました。
とても小さな一口サイズのチョコレートデザートですが、患者さまがとっても喜んでくだり、うれしい声が栄養課にも届きてました。

 

そして以外に大変なのが、3月のひな祭りの三食ゼリー7月の七夕ゼリーです。

 

三食ゼリーは、ひし餅にみたてた緑、白、赤の三層ゼリーです。
まずは、緑のフルーツゼリー液をカップに注ぎ冷やします。ここまでは簡単ですが、次の白の牛乳ゼリーと、赤のいちごゼリー液を入れる温度を間違えると大変なことになってしまうのです。温度が高すぎると、最初に入れたゼリーが溶けてしまい、きれいな層になるどころか、いったい何色とびっくりするものが出来てしまいます。また次に入れるゼリー液冷めすぎると、カップに注ぐ前に固まってしまうので、再度火にかけてゼリー液を溶かして適温まで冷ますという作業の繰り返しなってしまいます。

 

七夕ゼリーは、ゼリーの中に星☆の形にくり抜いた白桃缶をゼリーの中に浮かべています。
白桃は薄くスライスしてから星☆にくり抜き、完全に固まる前のゼリーの中に入れていくのですが、星☆が底に沈まないように、固まる少し前に入れて行きます。これも入れるタイミングを間違えると、底に沈んでしまったり、ゼリーが固まってしまい星☆がゼリーの中に入らずやり直しになってしまったりと、なかなか苦労しながら作っています。

 

他にも、紹介したい行事食の裏話はありますが、またの機会に紹介させていただきます。

ちなみに4月の行事食はさくらご飯です。お楽しみに。