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BLOG第393回 森下胃腸病院腎センター

2025.12.29

森下胃腸病院腎センター

森下記念病院スタッフブログをご覧の皆様、
こんにちは、臨床工学課です。

 

当院で長く勤務している者です。
今回は「森下胃腸病院」(設立時の当院名称)での1日の事をつらつらと書いていきたいと思います。
まあ昔はこうだった、でも今はこんな風に変わったといった話です。

 

昔の事とは言っても三十数年前ですので、方法が違うだけで行っていること自体は変わりません。ですが当時は透析機器に自動○○機能とか監視機能とかいうものはありませんでした。 

 

<B液の溶解作業>
現在:B粉末を入れるだけで撹拌して溶かしてくれる。  
昔:タンクに水をため、粉を入れ湯かき棒で掻き回して溶かす。

 

<プライミング>
現在:ダイアライザと血液回路をセットしてスイッチ入れる。ただ、コンソール自体の立ち上がり(準備行程)が遅い。
昔:1台1台生食につなげプライミングして行く。廃液ロートはついてないのでバケツをズラッとならべ3台~5台同時にプライミングしていました。少ない台数なら自動より速いかも。この作業は技士・看護婦・看護助手、皆で作業していました。

 

<透析中>
現在:コンソール自体が機能の異常・除水・気泡・漏血等を監視。
昔:コンソールはV圧の監視のみで、検知機能や除水制御もついていないため静脈圧の上昇・下降にあわせて陰圧を調整して除水加減の調整をし、機械・患者さまに変わりがないか四六時中見て回っていました。当時の先輩方からは、俺たちの仕事は常に見回りをすることだとよく言われたものですが、これは今でも当てはまることかと思います。フロアを回りつつ異常がないか気を配りよく見ます。

 

<終了時>
現在:ボタン1つで返血。1人で行う事が可能です。注射も回路から入れることができます。
昔:注射は看護婦さんを呼び打ってもらってもらう必要がありました。Vチャンバあたりまで血液がきたら”お願いしまーす”と声を上げて誰かを呼んで血液が針先から15~20cmの所に来たら2人でペアンで止めます。人手はかかりますが、エア混入事故を防ぐためには大事なことでした。

 

昔と比べ機器の性能は上がりスタッフの数も多くなりましたが、その分血液浄化以外への業務拡大も行うなど、昔より幅の広い対応が求められていると感じます。
ただ、今も昔も患者さまにより良い透析医療を受けて頂くため努力する事は変わりありません。
他にも変化があったことは多くありますが、とりとめがないので今回はこのへんで・・・。