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BLOG第73回 コロナと麻婆豆腐

2021.02.25

コロナと麻婆豆腐

森下記念病院スタッフブログをご覧の皆様
こんにちは、放射線課です。

 

前回のブログで「みんなで食べる食事の重要さ」を書きましたが、今回は少々砕けて麻婆豆腐のお話です。

前回ブログはこちら! 「第51回 絆の切断と食事」

 

私はネズミの「グリとグラ」同様、お料理すること食べることが大好きです。得意な料理は中華料理。それも四川料理です。私の料理の師匠は平野鉄也という人。惜しくも数年前に他界されてしまいましたが、多くのファンを持つ名店「静蓮」の店主でした。
平野さんは、日本の四川料理の神様と言われる陳建民のお弟子さんでした。建民さんの息子の「中華の鉄人」陳建一さんは平野さんの兄弟子になります。その「静蓮」で食べた陳麻婆豆腐の美味しいことといったらありませんでした。感動した私は、人の良い平野さんに半ば強引に弟子入りを申し込み「店が休みの日ならば」という条件付きで料理を教えていただくことになりました。もっといろいろな料理を教えていただきたかったのに残念でなりません。

若輩者ですが、この味を受け継いだ私は、平野さんの味を伝道するため、たまに料理会を開催し麻婆豆腐の中毒者を製造しています。

 

麻婆豆腐の「麻:マー」は痺れるという意味があります。
ところで皆さんもご存知の「陳麻婆豆腐」は、四川省の山椒の花椒(ホァジャオ)と郫県豆板醬(ピーシェンドーバンジャン)と豆豉(ドウチ)葉大蒜などを使った四川を代表する料理ですが、名前の由来は、陳お婆ちゃんが作った豆腐料理という意味です。
その味たるや「辛さ」「しびれ」「旨さ」が相まって白飯が進むこといったら。しかし、強烈な「辛さ」と「しびれ」は、胃をワキワキとさせ、体中の毛穴から汗を噴出させ、脅威のデトックス作用を感じさせるものでした。

 

少しでも早く、みんなで楽しくご飯を食べられる日がくることを願う今日この頃です。