息子と愛犬
森下記念病院スタッフブログをご覧の皆様、
こんにちは、外来処置室です。
我が家の愛犬が今年の2月に15歳で天国へ旅立ってしまいました。
今回はそんな愛しいペットの思い出話を少しさせて頂きます。
犬を飼うきっかけとなったのは、当時11歳だった次男がどうしても犬を飼いたい!!!と願ったため、
毎年のお年玉からの返済と朝晩の散歩を条件にロングコートチワワの「チロル」を家族に迎え入れる事となりました。
次男は約束通り毎日チロルの面倒をちゃんと見てくれ、中学生に上がってからも暗い寒い朝の中、
欠かさず毎日散歩に行っていました。
ちょっと見た目がヤンチャだった次男が毎日の散歩を欠かさず行っているというギャップに、
近所での好感度はどんどん上がっていき、
たまに私と散歩に行くと見知らぬ方から
「あら~チッチちゃんのお兄ちゃん あはよう」
と声を掛けられて
「誰なの?」
と聞くと
「クッキーちゃんのママ」
と知らない間にイヌ友も着々と増えていった様子でした。
そんな次男と愛犬にも最初の別れが・・・
次男が就職し一人暮らしを始める事となったため、
実家に溺愛犬を置き離れて暮らすこととなったのです。
時が経ち愛犬も14歳を過ぎた頃から病院通いが始まりました。
腎臓、子宮、白内障と病気が続き、手術・入退院を繰り返し
最後は水も食事も注射器で流しながら行うようになっていきました。
そうして迎えたお別れの日。
その日、獣医師から「もうこれ以上は」と告げられ、チロルは息子が引き取り帰宅をしました。
次男は自分のマンションでその夜ずっと愛犬を撫でて、最期を看取ったそうです。
翌日に私が最後のお別れをしに行くと、そこには立派な人間と同じ様に棺に眠る愛犬の姿がありました。
近年のペットは、人と同じようにお葬式、火葬、納骨とするそうで、
息子の希望でこれらを行い、チロルは天国へと旅立って行きました。
生前は幸せであったのだろうか。
私たちは幸せでした。
チロルもそうであったと願いたい。
別れは悲しいけど、それ以上に
「今までありがとう」
という気持ちが強く残っています。
皆様はペットを飼われていますか?
可愛いペットとの素敵な時間を大切にお過ごしください。