スタッフブログ

STAFFBLOG 相模原市東林間 森下記念病院のスタッフによるブログです STAFFBLOG 相模原市東林間 森下記念病院のスタッフによるブログです

イヤホン(ヘッドホン)難聴について知っていますか?

森下記念病院スタッフブログをご覧の皆さま、
こんにちは生理検査課です。

 

健診聴力検査で最近、年齢の割に聴力検査データがよくない方が目立つような…。

 

イヤホン(ヘッドホン)難聴という言葉をお聞きになったことはありますか?
その名の通り、イヤホンやヘッドホンを使用することが原因で起こる難聴です。

 

大きな音量で音楽などを長時間聞き続けることで、耳の中(内耳)にある有毛細胞が傷つくことが原因です。
イヤホン(ヘッドホン)難聴の最初の特徴は4000Hz付近の高い音から聞こえにくくなります。このとき、日常生活では耳にしない音域のため聞こえにくさを感じることはあまりありません。
他の症状としては、耳閉感(耳が詰まった感じ)や耳鳴りなどがあります。症状が進むと低音域も聞こえにくくなることがあります。
重症化すると聴力の回復が難しいため、そのような耳の違和感に気づいたら早めに耳鼻咽喉科を受診することが大切だそうです。

 

初期変化は自分では気づきにくいため、意識的にイヤホン(ヘッドホン)の音量や使用時間などに注意しながら予防していきたいですね。

 

 

夏の行事食

森下記念病院スタッフブログをご覧の皆様、
こんにちは!一般病棟です。

 

今年の8月も大変暑かったですね。
ここ最近の雨は災害クラスのものばかりで、各地に大きな被害が出ていました。
被災された皆様、心よりお見舞い申し上げます。
雨が降っている時であっても、適度な水分補給をして熱中症には気をつけてくださいませ。

 

暑い日は食欲が減退してしまいますが…
当院の栄養課さんは美味しいお食事を提供してくださいます!

 

8月は~『夏のさわやかランチ』
メニュー

  • ご飯
  • 冬瓜焚き合わせ
  • 冷やし和風スープ
  • サマーフルーツババロア

入院行事食 8月

冷やしスープ美味しいと好評でした!
暑いときは冷たいものが食欲を増します!

 

皆さんしっかり食事はいただきましょう!

 

台風がまだまだ続く気配。
災害対策もお忘れなくお過ごしくださいませ。

東林間サマーわぁ!ニバル!!!2024

森下記念病院スタッフブログをご覧の皆様、
こんにちは、看護部長室です。

 

今年も東林間の夏の風物詩「東林間サマーわぁ!ニバル」が8月3日、4日に開催されました。
毎年8月の第1土曜と日曜に開催される、阿波踊りのお祭りです。

昨年はコロナの影響で4年ぶりの開催でした。長く続いたコロナ禍の影響で、設営資金面が厳しい状況になり、クラウドファンディングに挑戦されたそうです。そして支援が集まって今までの規模でのお祭りができたとのこと。(良かった~)

今回は33回目の開催になります。私も久しぶりに行ってきました。東林間駅前大通りは、かなりの混雑ぶりで熱気にあふれていました。連ごとに、踊り、楽曲や衣装が違うので「ここの踊り、かっこいい」「ここの太鼓、いいね」など、それぞれ見応えがあります。地元商店街の模擬店も楽しめ、大満足でした。お祭りは、活気で元気がもらえ、嬉しい気分になりますね!!

 

わぁ!ニバル1.11わぁ!ニバル2.21

息子と愛犬

森下記念病院スタッフブログをご覧の皆様、
こんにちは、外来処置室です。

 

我が家の愛犬が今年の2月に15歳で天国へ旅立ってしまいました。
今回はそんな愛しいペットの思い出話を少しさせて頂きます。

 

犬を飼うきっかけとなったのは、当時11歳だった次男がどうしても犬を飼いたい!!!と願ったため、
毎年のお年玉からの返済と朝晩の散歩を条件にロングコートチワワの「チロル」を家族に迎え入れる事となりました。

 

次男は約束通り毎日チロルの面倒をちゃんと見てくれ、中学生に上がってからも暗い寒い朝の中、
欠かさず毎日散歩に行っていました。

 

ちょっと見た目がヤンチャだった次男が毎日の散歩を欠かさず行っているというギャップに、
近所での好感度はどんどん上がっていき、
たまに私と散歩に行くと見知らぬ方から
「あら~チッチちゃんのお兄ちゃん あはよう」
と声を掛けられて
「誰なの?」
と聞くと
「クッキーちゃんのママ」
と知らない間にイヌ友も着々と増えていった様子でした。

 

そんな次男と愛犬にも最初の別れが・・・
次男が就職し一人暮らしを始める事となったため、
実家に溺愛犬を置き離れて暮らすこととなったのです。

 

時が経ち愛犬も14歳を過ぎた頃から病院通いが始まりました。
腎臓、子宮、白内障と病気が続き、手術・入退院を繰り返し
最後は水も食事も注射器で流しながら行うようになっていきました。

 

そうして迎えたお別れの日。
その日、獣医師から「もうこれ以上は」と告げられ、チロルは息子が引き取り帰宅をしました。
次男は自分のマンションでその夜ずっと愛犬を撫でて、最期を看取ったそうです。
翌日に私が最後のお別れをしに行くと、そこには立派な人間と同じ様に棺に眠る愛犬の姿がありました。

 

近年のペットは、人と同じようにお葬式、火葬、納骨とするそうで、
息子の希望でこれらを行い、チロルは天国へと旅立って行きました。

 

生前は幸せであったのだろうか。
私たちは幸せでした。
チロルもそうであったと願いたい。
別れは悲しいけど、それ以上に
「今までありがとう」
という気持ちが強く残っています。

 

皆様はペットを飼われていますか?
可愛いペットとの素敵な時間を大切にお過ごしください。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)って知ってますか?

森下記念病院スタッフブログをご覧の皆様、
こんにちは生理検査課です。

 

先日、帰省時に新幹線の中でいびきをかいて寝ていた家族を起こすかどうかの話になりました。
皆さんはいびきや寝ている間に呼吸が止まっていると指摘されることはありませんか?
また日中の眠気やだるさが気になることはありませんか?

 

それは睡眠時無呼吸症候群(SAS)の可能性があります。
一時期、車運転中の居眠りによる交通事故が話題になったので聞いたことがある方もいるかもしれません。

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)と聞くと太っている男性を想像される方が多いのではないでしょうか?
実際には男性でも女性でも太っていても瘦せていてもかかる可能性がある病気です。
顔や顎が小さい方、閉経に伴いホルモンバランスの変化によって気道を広げる筋力が低下する更年期以降の女性でも起こりえる病気です。

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は高血圧や糖尿病などの生活習慣病、心臓病や脳卒中の発症や悪化にも関連が問題視されています。

 

現在は保険で検査や治療を行うことが出来る病気です。
検査自体も自宅で行えるものもあります。

 

気になる方は、一度かかりつけ医等にご相談されてはいかがでしょうか?
当院でも検査や治療が可能ですので、お気軽にご相談いただければと思います。
私も、いびきをかいていた家族にすすめようと思います。

 

生活の中のちょっとした幸福感

森下記念病院スタッフブログをご覧の皆様、
こんにちは、医事課です。

 

最近は暑くなったり、台風が来たりと天気の変動が多いですが
皆様、ご体調はいかがでしょうか?

 

私は3年前からガジュマルという観葉植物を育てていて、
日頃様子を見ながら鉢植えの配置を決めているのですが
日当たりも良いし外に置いてみよう!とふと思いつき
ベランダに置いたその日に急な雷雨がありました。
仕事中だったので外に置いたままだったし大丈夫かな?と心配しながら帰宅すると
そこには鉢植えから溢れんばかりの水が・・・。

 

購入先のフラワーショップの店員の方がとても親切な方で、
「何かあったときはすぐ相談して」と言って下さる方なので
早速相談すると、全然問題ないという事で安心。
できるだけ水を抜いて、その後3日間風通し、日当たりのよい所に置き
根腐れ等は防げました。

 

心配であれば土壌水分計(別名:水分チェッカー)というものがあり
他の植物にも使用できるため購入するのはどうか?と勧めて頂いたので早速購入!
使用してみると土壌水分と温度を数値で出してくれるもので、
水やりの頻度も数値を見て決められるので土の確認をする必要もなくなって
育てるのがとても楽になりました。もし知らない方いたらお勧めです!
どんな分野でも文明の利器はすごいなぁと改めて感じました。

 

ガジュマルはかなり大きく成長するため23年経過した場合は
一回り大きめの鉢植え変えることが推奨されています。
自分の気に入る鉢植えを探していたのですが、なかなか理想の鉢植えとは出会えず・・・
その間にもガジュマルはどんどん成長していき、
あまりにも窮屈そうな見た目をしていたのでかわいそうになり
急遽、お引っ越しさせることに。
別の鉢植えへ移す際、3年前はあんなに小さかったのに
こんな大きくなったんだなぁと少し感動。

 

いろんな事があるけれど、なんでも心を込めて得た物は
晴れ晴れとした気持ちになるなと
そんなガジュマルを見ながら感じていました。

 

生活の中でちょっとした幸福感を得るのって楽しいですよね!
というお話でした。 
それでは皆様もよい日々をお過ごし下さい。

畑作業始めました!!!

森下記念病院スタッフブログをご覧の皆さん
こんにちは、診療部門支援課です。

 

突然ですが、今年から畑作業を始めました。
草むしりから始まり、土作りをし、じゃがいも、夏野菜ではきゅうりやトマト、茄子などを植えました。

 

始めた頃は草むしりをしていただけでも翌日は全身筋肉痛になっていました。耕運機という土を耕す機械を使う作業をした後には、筋肉痛を3日ほど引きずっておりました。それが今では1日草むしりをしても、耕運機を使用した作業をしても、翌日には元気満タン復活できるようになったのです!
月に数回の作業でも、身体が対応出来るようになったのかと思うと、日々の積み重ねの大切さを感じます。

 

また、今までは見るとドキッとしていました虫たちも、畑を始めてからは、植物にとってはこの子はどんな役割をしているのか、成虫になれば何になるのかな、などと思えるようになりました。

 

体力を養いながら、野菜も収穫でき、自然とふれあえる畑作業をこれからも続けていきたいと思っております。

 

次の収穫が楽しみです!

一日花のサボテン

森下記念病院スタッフブログをご覧の皆様、
こんにちは、医事課です。

 

先日サボテンの花が咲きました。
このサボテンは、学生時代に友人から頂いたものですが、
毎年たくさんの花を咲かせてくれます。

一日花のサボテン1

最初は、親指程の大きさでした。
その後、黄色く変色してしまったため、大きな鉢に植え替えをしたところ、ぐんぐん成長!
次々と子株が増えました。

一日花のサボテン2

写真は、株分けしたサボテンです。この花は1日しか咲きません。
せっかく綺麗なので長く見ていたのですが、1日しか咲かないのもそれはそれで良いのです。

 

1日しか咲かない花といえば、「月下美人」という花も有名です。
その名の通り、1年のうち一晩だけとても綺麗な花が咲き、翌朝にはしぼんでしまう儚く美しい花です。
調べたところ、この月下美人もサボテン科クジャクサボテン属に分類される着生サボテンなのだそうです。
その他には皆様もご存じの朝顔も一日花の一つですね。

 

サボテンは育てやすい植物としても有名ですので、
皆様も育ててみてはいかがでしょうか?

 

『食中毒にご注意!』②

森下記念病院スタッフブログをご覧の皆様、
こんにちは!検体検査課です。

 

前回ブログに続き、今回は「食中毒予防の三原則」についてお話しさせていただきます。
BLOG第275回 『食中毒にご注意!』①

 

<食中毒予防の三原則を守ろう>
家庭内で発生する食中毒は、食品の取り扱いの不注意から起こることがほとんどです。
食中毒を予防するために「付けない」「増やさない」「やっつける」という三原則を守りましょう。

 

  • 付けない!(菌を他の食品に付着させない)

まず、作業の前後は手指をしっかりと洗いましょう。手のひら、手の甲、指、爪、手首まで石鹸を泡立てて洗い、流水で十分に洗い流すことが大切です。

また、肉や魚はポリ袋やラップでしっかり包んで保存し、冷蔵庫の中で他の食材に触れたり、汁が漏れて他の食材を汚染したりしないようにしましょう。

食材に触れる作業をするときはビニールやゴムの使い捨て手袋をして行うのも効果的です。

キッチン用品の使用にも注意が必要で、まな板の上で肉を切った後しっかりと洗わずにサラダなど生で食べる野菜を切ってしまうと、肉に付着した菌が野菜についてしまいます。野菜→肉など調理の順番の工夫や、生で食べる食品用と肉・魚用でまな板を分けるなどしましょう。また、保存用ポリ袋やジップ袋、ラップ等の再利用も避ける事が望ましいです。

 

  • 増やさない!(菌が増殖する環境に置かない)

冷蔵品や冷凍食品は、購入後や使用後、すぐに冷蔵庫・冷凍庫に入れましょう。また、冷蔵室・冷凍室に食品を詰め込みすぎると庫内温度が高くなってしまいます。夏場は庫内がついつい一杯になりがちですが、整理整頓を心掛けて冷蔵庫は10℃以下、冷凍庫は-15℃以下に保つようにしましょう。

 

  • やっつける!(殺菌・消毒して死滅させる)

多くの菌は75℃以上で1分以上加熱することで死滅するので、十分に加熱すれば一部を除き、大抵の食中毒は防ぐことができます。食材の中心部までしっかり火を通すようにしましょう。

そして使用後の調理器具の殺菌には塩素系漂白剤(所謂ハイターなど)に含まれる次亜塩素酸Naが有効です。ただし、汚れなどが残っていると消毒力が著しく低下するため、調理器具をよく洗った後に使用しましょう。

 

<食中毒かも…?と思ったら>

もし食中毒が疑われる症状が出てしまったら、市販薬を自己判断で飲まずに必ず病院を受診しましょう。(下痢や嘔吐は原因物質を排除しようとする防御反応のため、下痢止めなどはかえって重症化してしまう場合もあります!)

下痢や嘔吐がある場合は水分補給(経口補水液など)も大切です。水を飲んでもすぐ吐いてしまう場合もあるかもしれませんが、脱水症状を防ぐため、口を湿らせる程度でも良いので少量ずつ水分を取りましょう。

 

食中毒に関する情報や手洗いについては厚生労働省や食品安全委員会のホームページにも掲載されていますので、興味のある方はぜひご覧ください。

食中毒予防の三原則を守って、暑い時期にも安全に美味しく食事をし、夏を満喫しましょう!

『食中毒にご注意!』①

森下記念病院スタッフブログをご覧の皆様、
こんにちは!検体検査課です。

 

暑い日が続いてますが、夏場は料理や食材が傷みやすくて本当に困りますよね…
食中毒が増える時期でもあるので今回は食中毒について少しお話させて頂こうと思います。

 

<気温や湿度が上がる時期は要注意!>

食中毒は有害な微生物(細菌やウイルス)に起因する健康被害です。食品や飲料を介して有害物質が体内に入ると、腹痛、嘔吐、下痢、発熱などの症状が現れます。

食中毒の原因は大きく分けると、次の4つです。

  • 細菌
  • ウイルス(ノロウイルスなど)
  • 寄生虫(アニサキスなど)
  • 自然毒(毒キノコ、フグなど)

中でも、暑くなる季節に特に気を付けたいのは細菌による細菌性食中毒です。
細菌性の食中毒は1年を通じて発生しますが、特に食中毒を引き起こす細菌は、室温で活発に増殖し始め、30~40℃で最も増えやすくなります。その為、気温や湿度の高くなる梅雨時や夏場は特に注意が必要となります。
食中毒を引き起こす代表的な細菌には次のようなものがあります。

 

主な生息場所

注意したい食材

カンピロバクター

動物の腸管

食肉全般、特に鶏肉

黄色ブドウ球菌

人や動物、自然界に広く生育

人の手の触れた食品

病原性大腸菌(O-157など)

牛や豚などの家畜の腸管

生肉、加熱不十分な肉

サルモネラ

動物の腸管

生肉、特に鶏肉と卵

腸炎ビブリオ

海水、海産物

魚介類

ウェルシュ菌

動物の腸管、土壌、下水

カレーなどの煮込み料理

セレウス菌

土壌など自然界に広く生育

小麦や穀類など

 

<「加熱しても死なない菌」「冷蔵庫でも増える菌」がある!?>

食中毒を引き起こす菌はそれぞれ特徴が異なり、感染源となる食材も様々です。一般的には十分な加熱で食中毒は防げるとされますが、一部例外となる菌もありますのでご紹介させて頂きます。

  • ウェルシュ菌・セレウス菌
    ウェルシュ菌やセレウス菌は60℃以上の環境下では増殖できませんが、芽胞と呼ばれる固い殻に閉じこもって休眠し、生き延びることが出来ます。驚くことに100℃の高温で加熱調理しても芽胞で守られているため菌は死滅しません。
    芽胞に守られた菌は、調理後すぐに食べてしまえば害はありませんが、50℃以下になると増殖しやすくなるため、調理後に室温で放置していると時間の経過とともに料理が冷めて菌が増えやすい温度になってしまいます。すると芽胞に守られていた菌は加熱後で他の競合菌が少なくなっているのもあり、瞬く間に増殖して食中毒の原因となってしまうのです。
    ウェルシュ菌はカレーなどの煮込み料理、セレウス菌はチャーハンやパスタなどの米、小麦料理で注意が必要です。料理を鍋に入れたまま放置しないようにしましょう。
    作り置きをしたいときは小分けにして冷蔵庫に入れるなど出来るだけ速やかに冷やすようにすると菌の増殖を防ぐことが出来ます。
  • リステリア菌
    リステリア菌は冷蔵庫の中(4℃以下の低温)でも生存・増殖が出来るため、加熱せずにそのまま食べる食品には注意が必要です。妊娠中に感染すると、お腹の赤ちゃんに影響が出てしまう可能性があります。
    特に気を付けたいのは、加熱殺菌していないナチュラルチーズ、肉や魚のパテ、スモークサーモン、生ハムなどです。リステリア菌による食中毒は国内ではそれほど多くはありませんが、欧米では集団食中毒も発生しています。加熱すれば死滅するため、十分に加熱してから食べることでリステリア菌による食中毒は防げます。

 

このように加熱や冷蔵庫の中に入れていても生存・増殖する菌が日常には潜んでいます。
少し長くなりましので、「食中毒予防」について次回お話しをさせていただきます!!!