スタッフブログ

STAFFBLOG 相模原市東林間 森下記念病院のスタッフによるブログです STAFFBLOG 相模原市東林間 森下記念病院のスタッフによるブログです

ナポリタンは奥深い

森下記念病院スタッフブログをご覧の皆様、
こんにちは、眼科です。

 

皆様、ナポリタンはお好きでしょうか?
私は休日の昼食に家でよく作っております。
色々試行錯誤を重ねているのですが、なかなか奥が深い料理でございますね。

 

私はまず、ウィンナーを斜めに三つに切り、切った断面を下にして、フライパンに敷き詰めて行きます。中火で焼き始め、断面が焦げる寸前までせめます
ひっくり返して反対面も同じ様に焼いたら一度取り出します。
フライパンにこびりついたウィンナーの焼き跡をやや薄切りにした玉ねぎの水分でこそぎ落とします。その際は弱火です。
ある程度玉ねぎが炒まったらウィンナーを投入し、少し馴染ませた後、またボールに取り出します。

 

次に厚めに切ったマッシュルームを焼きますが、これも断面に焼き目をつける様に焼いていきます。
軽く塩をして水分が出やすいようにします。
マッシュルームを両面焼き跡出るくらいに焼いた頃、昔の面影が無いくらいに小さくなります。
悲しい。
ウィンナーと玉ねぎのボールに逃します。

 

一度フライパンを洗って焦げを取ります。

 

今度はピーマンを炒めます。
ピーマンを細切りではなく、乱切りにして、オリーブオイルで中〜強火で炒めます。
ピーマンの皮?に焼き目がつき始めたら、ウィンナー、玉ねぎ、マッシュルームを取り置いてあるものとは別のボールに取り出します。

 

フライパンの水分をしっかりと拭き取ったら今度はケチャップを炒めます。
中〜強火で炒めるとみるみるうちに水分が蒸発し、ケチャップの元気が無くなってきます。
ケチャップから弱音すら出てこないくらいまで炒まったら、別に取り分けておいたウィンナー、玉ねぎ、マッシュルームを投入します。
ここでさらに炒めケチャップとは別のフレッシュな新人ケチャップを入れます。
酸味が少し欲しいのです。
炒めケチャップの量が多過ぎるとケチャップ過多になってしまうので、調整が必要です。
ケチャップ達が具材全体に行き渡ったら一旦ストップ。
バターを乗せ、余熱で溶かします。

 

どこかの段階で茹で始めていたパスタを投入し、パスタにオリーブオイルを少しかけて、万感の想いを込めて混ぜます。
パスタは太麺の1.9mmくらいがオススメです。

 

ある程度混ざったらラストにピーマンを入れます。
ピーマンの苦味には期待してるぜと言いながら投入すると良い仕事をしてくれます。

 

具材、パスタ、ケチャップのそれぞれがお互いを認め合ったら完成です。
目玉焼きを乗せたりしても美味しいのですが、面倒で省く事も多々。

 

一手間、二手間かけると料理はほんとに美味しくなるものです!奥が深い!
皆様、一緒にナポリタン道を歩んでいきましょう!

 

それでは!

慢性腎臓病(CKD)と栄養の力 ~亜鉛とビタミンC、そして栄養課の取り組み~

森下記念病院スタッフブログをご覧の皆様、
こんにちは、検体検査課です。

 

今回は、私たちの病院で患者様の健康を支えている「栄養課」の取り組みをご紹介いたします。
栄養課の活動は、普段目にすることは少ないかもしれませんが、患者様一人ひとりの健康を支えるうえで欠かせない役割を果たしています。

 

特に慢性腎臓病(CKD)の患者様にとって、食事は治療の重要な一部です。
本日は、「亜鉛」と「ビタミンC」についてのお話も交えながらお伝えします。

 

<亜鉛は体を支える重要なミネラルです。>
亜鉛は、私たちの体内でさまざまな酵素を助ける重要なミネラルです。
例えば、免疫力を高めたり、傷を早く治したりする役割があります。

しかし、CKDの患者様では亜鉛が不足しやすいことが分かっています。
腎臓の機能が低下すると、亜鉛が体にうまく吸収されなかったり、逆に排泄されすぎたりしてしまうためです。
亜鉛が不足すると、味覚障害による食欲が低下したり、免疫力が低下したり、傷の治癒が遅れたりすることがあり、病気の進行リスクを高める可能性があります。

栄養課では、患者様の血液検査の結果をもとに、どのように亜鉛を補うべきかを丁寧にアドバイスしています。
牡蠣や牛肉、魚介類など亜鉛を多く含む食品を、無理なく食事に取り入れる方法を一緒に考えています。
患者様の好みや生活スタイルに合わせた提案を心がけていますので、安心して相談していただけます。

 

<ビタミンCも腎臓にとって大切です>
次に、ビタミンCについてです。
ビタミンCは抗酸化作用を持ち、体の中の「サビ」を防いでくれる重要なビタミンです。
この抗酸化作用は腎臓にも良い影響を与えると考えられています。

一方で、ビタミンCを過剰に摂取すると、腎結石のリスクが高まる可能性があります。
そのため、CKDの患者様には、適切な摂取量を守ることが大切です。

栄養課では、柑橘類やキウイ、ピーマンなどの食品をバランス良く取り入れる方法を提案しています。
さらに、ビタミンCを無駄なく摂取するための調理法についてもアドバイスを行い、「食べる楽しみ」を大切にしながら健康を支えています。

 

亜鉛やビタミンCは、CKDの管理において重要な栄養素です。
そして、それを支える栄養課の取り組みは、私たち病院全体のチーム医療の一部です。
栄養課はもちろん、医師、看護師など、多くの職種が力を合わせて患者様を支えています。

 

「食事で健康を支える」という取り組みは難しそうに思えるかもしれませんが、病院全体でしっかりサポートいたしますので、安心してご相談ください。
患者様の健康を守るために、これからも全力で取り組んでまいります!

 

院長先生も以前のブログでCKDと亜鉛についてお話ししています!!!
こちらも併せて読んでみて下さい!!
BLOG第219回 亜鉛とCKDと高血圧①
BLOG第220回 亜鉛とCKDと高血圧②
BLOG第221回 亜鉛とCKDと高血圧③

 

育児と仕事の両立の難しさ

森下記念病院スタッフブログをご覧の皆様、
こんにちは、診療部門支援課です。

 

現在、仕事をしながら育児をされているママさん、パパさんお疲れ様です。
私も、約20年数年前、育児と仕事をする日々でした。

 

子供は、突然熱を出したり、怪我をするのが日常茶飯事で、その都度、仕事をお休みしなくてはならなくて
ストレスを感じてしまったりしていませんか。
時として勤務形態を変えざるおえない方も多々いらっしゃると思います。
そこに加え、昨今の保育園、幼稚園は、微熱でも熱があればお休みを、咳が続いていればお休みを、
嘔吐が3回超えたらお迎えを、とこれまた厳しい現状。
子供の事を思えば、自宅でゆっくり加療させてあげたいとは思っても仕事が

 

一昔前は、多少の具合の悪さでしたら、いいわよ!置いて行きなさい!と保育園で対応してくれて働くママさん、パパさんの強い味方でした。
だからといって現在の保育園がと言う訳でもなく先生方は、日々子供達を大事にみてくださっていますし、子育ての大きな力になって下さっています。
でも、そんな大変な日々も、子供の成長と共に減っていき懐かしく思える時が必ず来ます。

 

森下記念病院はママさんが多く働く病院でもあるので、子供の急病などはお互いさまとスタッフ同士でもカバーしあっています。
今は、甘えて良い時ですよ。周りには相談に乗ってくれる方もいるし、支えてくれる方もいる事忘れないでくださいね。

折りたたみスマホ使ってますか?

森下記念病院スタッフブログをご覧の皆様、
こんにちは、薬剤課です。

 

先日、ボケっとネットを見ていた時
『折りたたみスマホの「メリット」「デメリット」を実体験から解説』という記事に目が行きました。
私も折りたたみスマホを使用しています。

 

これに決めた理由はほかに画面の大きいスマホが無かったためです。
二画面のメリットはあまり感じませんが、デメリットは多いかもしれません

 

この記事ではデメリットは価格と耐久性にあるとありますが価格はキャンペーンだったためか2年後に返却すればほぼ0円スマホでした。
耐久性は、あまり開閉していないので私には関係ないかもしれません。

 

実感したデメリットは
ケースの種類が少ないことと、本体が重たいこと。

 

子供たちが使っているiPhoneはケースなどの種類の多いこと多いこと。
それに比べ私のPixel Foldのケースの種類が少なく、さらに高額なことにびっくりです。

 

また、スマホ2台分の重さが片手にかかるので、とても重いです。
スマホを見ながら寝落ちすると、顔に落ちた時の衝撃は2台分の重さ!

 

じゃあ次回は普通のスマホにするかというとそれは分かりません。
別になんでもいいのだろうなと思いながらも、他とはちょっと違うものがいいかもと思ってしまい、
また選ぶような気がします。

 

ジンギスカンって美味しいですよね~

森下記念病院スタッフブログをご覧の皆様、
こんにちは、生理検査課です。

 

ジンギスカンって美味しいですよね、スタッフ間でそんな話になりました。
なんと長野で食べてきたそうで…ジンギスカン街道なるものがあるそうです。
北海道のソウルフードでは?と衝撃を受けました。
ちょっとジンギスカンについて調べてみました。

 

ジンギスカンとはマトンやラムなどの羊肉を用いた焼き肉料理、とのことです。
岩手県や山形県、長野県でも盛んに食べられているそうです。
岩手や山形に行ったことがあるスタッフに聞いても出会わなかった…とのことでしたが…
食べている地域が狭いのでしょうか?

 

また、羊肉にはタンパク質、鉄分、亜鉛、ビタミンB群、ビタミンE、ナイアシン、L-カルニチンなどが多く含まれ、ダイエット効果、貧血効果、疲労回復効果があるなどヘルシー食材として優秀とのことです。
美味しくてヘルシー。最高です。

 

それぞれの地域に美味しい料理が沢山あります。
旅行先で出会うと楽しいし、思わぬ発見がありますね。

 

皆さんはジンギスカンお好きですか?

朝ドラ、観ていますか?

森下記念病院スタッフブログをご覧の皆様、
こんにちは、栄養課です。

 

新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。

 

皆さん朝ドラ観ていますか?
現在、放送されているNHK連続テレビ小説『おむすび』は栄養士を題材にしているのです。
NHKのホームページによると、橋本環奈ちゃん演じる平成生まれのヒロインが、栄養士として人の心と未来を結んでいく“平成青春グラフィティ”ということです。

 

栄養士はなかなか地味な職業なので、朝ドラのヒロインが栄養士を目指すドラマが出来るなんて、非常に嬉しく、栄養士仲間はみんなとても喜んでいます。

 

現在(11/22現在)放映されているのは、ヒロインがやっと栄養士の養成学校に入学したばかりですが、これがまたとてもリアルで、栄養士の養成学校は非常に厳しく、私も入学当初は、爪は短く切り、初めての調理実習では包丁を研いでいたことを思い出しました。

 

そして、栄養士会も大変盛り上がっています。
栄養士会では連続ドラマ小説『おむずび』応援企画と称しSNSで栄養士の仕事を紹介しています。
多くの方に栄養士の仕事を知って頂きたいので、是非、日本栄養士会のホームページをご覧ください。

 

日本栄養士会ホームページ
https://www.dietitian.or.jp

遅めの紅葉

森下記念病院のスタッフブログをご覧の皆様、
こんにちは 総務課です。

 

すっかり寒さが増し本格的な冬となってきましたが、2024年は紅葉が全国的にやや遅れたそうです。

紅葉は、日本の秋を象徴する美しい自然現象で、樹木の葉が赤や黄色、オレンジに色づくことです。特にモミジやカエデがその代表的な存在です。
この現象は、気温が下がることで葉に含まれるクロロフィルが分解され、アントシアニンやカロテノイドといった色素が顕在化するために起こります。
インターネットで見ごろを調べて、日光と箱根に行きましたが色づきは微妙でした(^o^)

日光👇

日光 紅葉

箱根👇
箱根 紅葉                    

 

紅葉狩りの名所、高尾山と箱根は12月初旬が最盛期のだったようです。
クリスマスの季節に紅葉って素敵ですね。
お出かけする際は暖かい服装で、くれぐれも風邪には気をつけてくださいね 🍁

マグネシウムの話②

森下記念病院のスタッフブログをご覧の皆様、
こんにちは、院長です。

 

今回は前回に引き続き、生物にとって重要な役割を担い必須ミネラルのひとつであるマグネシウムの話の続きです。
前回ブログ マグネシウムの話①
血中マグネシウム濃度が低下する低マグネシウム血症、増加する高マグネシウム血症について触れていきたいと思います。

 

血中のマグネシウム濃度が低下(不足)する低マグネシウム血症は、足がつることや身体のだるさ、食欲不振、気分の落ち込みや焦燥感、集中力の低下などの多岐にわたる症状が出るとされています。低マグネシウム血症の原因としては、消化管関連では経口摂取不足、腸管からの吸収不良、消化管分泌物による損失があり、短腸症候群や慢性下痢、膵炎などが挙げられます。また薬剤としては前述した胃薬の一つであるプロトンポンプ阻害薬の内服も腸管からの損失のひとつの原因となりえます。腎臓(尿)からのマグネシウム喪失としては、多くの場合は利尿薬や抗生剤、その他に抗がん剤や免疫抑制薬などの薬剤による原因が挙げられます。低マグネシウム血症の治療としてマグネシウムを含有する薬剤が考えられます。点滴による治療薬(マグネシウムの補充)は血中濃度を上昇させる一定の効果が望める一方で、内服薬でマグネシウムを含むものの多くは下剤であり、マグネシウムを上昇させる効果としては確立されたものではないようです。
最近になりCKDに対する腎保護作用として普及しているSGLT2阻害薬は、腎臓からのマグネシウム排泄率を低下させる可能性が考えられています。
(SGLT2阻害薬のCKDに対するトピックは、お時間があればこちらのページも読んでみてください)
BLOG第270回 SGLT2阻害薬は二刀流①
BLOG第271回 SGLT2阻害薬は二刀流②
その他には前述したマグネシウムを多く含む種実類や海藻類を摂取することも指導されます。

 

高マグネシウム血症は腎機能が正常な場合はほとんど起こることはありませんが、CKD・透析患者さんでは尿からのマグネシウム排泄機構が低下しており、下剤や制酸剤としてマグネシウム含有の薬剤を内服している方に起こることがあります。しかし、軽度の高マグネシウム血症であることが多く、透析をされている場合はマグネシウム濃度が調整されるため、程度が軽ければ影響は少ないと考えられます。一方で、血中マグネシウム濃度の高い値が継続する際にマグネシウム含有剤を服用しているようであれば、減量や変更が必要となります。またサプリなどで自覚なくマグネシウムを摂取している場合もあるため、注意することが必要です。

 

普段意識することが少ないマグネシウムですが、身体にとっては重要なミネラルのひとつであり、今回の話が少しでも役に立てれば幸いです。これから気温もさらに低下し、身体にとってはきつくなる季節ですが、体調を維持できるようにバランスのよい食事をこころがけていきましょう。

マグネシウムの話①

森下記念病院スタッフブログをご覧の皆様、
こんにちは、院長です。

 

ようやく冬が訪れ、最近は明け方から鼻水がとまらなくなることがよくあります。
さらに人生初のぎっくり腰を経験しています。

 

今日は知っているようで知らないことの多い“マグネシウム”というミネラルについて、総説の論文を読んだので、その中身を交えてお話します。
Magnesium Disorders: Core Curriculum 2024 AJKD 83(6): p 803-815, June 2024

 

マグネシウムは自然界の色々なところに存在しており、生物にとって重要な役割を果たしています。人間にとっても、もちろん重要である必須ミネラルの一つで、ヒトの体内ではマグネシウムは約20-30g存在し、65%は骨に、残りが筋肉や組織に分布しており、血中に存在する割合はわずか1%となっています。

 

マグネシウムは体内で600以上の酵素反応の補因子として働き、ゲノムの維持(複製、転写、翻訳、DNA修復)、エネルギーの産生や利用に重要な役割を担っています。また副甲状腺ホルモンの分泌を調整し、ビタミンDの代謝に作用することで骨格の形成、代謝、維持にも大きな働きをしています。慢性腎臓病(CKD)で透析を受けられている方にとっては、副甲状腺ホルモンの分泌という側面において忘れてはならないミネラルとも考えられますが、一般的にCKDが進行した患者さんではMgが尿から排泄される量が減少するため、血中濃度の上昇には気を付ける必要があります(尿からの排泄が減る一方で腸管からの排泄は増加するようです)。
少し細かい話ですが、腎臓では15-20%が近位尿細管から、50-65%がヘンレ上行脚から、5-15%が遠位尿細管から再吸収されており、約2400mgが一日にろ過され、実際に尿から排泄されるのは100mg/日とされています。

 

マグネシウムは小腸で主に吸収されています。一日当たりで成人女性では310-320mg、成人男性では400-420mgのマグネシウムの摂取が推奨されますが、多くの現代人では、この推奨摂取量を下回っているようです(これはアメリカの論文の内容のため、日本人にとってはもう少し少ない推奨量で成人女性:260-290mg、成人男性320-370mgとなっているようです)。

 

食品としてはアーモンドやナッツや胡麻などの種実、そして海藻類などに多く含まれており、不足しがちとなるために摂取を意識する必要があります。その一方で、CKDの患者さんにとっては種実類はリンが多く含まれており高リン血症に、海藻類にはカリウムが含まれていることから高カリウム血症に気を付ける必要があります。付け加えて、普段よく目にする薬のなかで、血中のマグネシウムに影響を与える薬があります。便秘症に対する下剤としてしばしば服用される酸化マグネシウム錠は、腎臓が正常に機能していればほとんど問題とはなりませんが、腎機能障害のある方では血中マグネシウム濃度が上昇する可能性があります。
そして日頃よく処方される胃薬のひとつであるプロトンポンプ阻害薬は、腸管からマグネシウムは排泄する機能があるため低マグネシウム血症を惹起する可能性があります。

 

少し長くなってきましたので、続きは次回のブログで述べていきます。

日本透析医学会学術集会にて研究発表しました!

森下記念病院スタッフブログをご覧の皆様、
こんにちは、リハビリ課です。

 

少し前の話にはなりますが、6月に「第69回 日本透析医学会学術集会が横浜にて開催されました。
当院リハビリテーション室の理学療法士が『高齢透析患者における大腰筋指数(Psoas Muscle Index:PMI)と身体機能の関連』というタイトルで研究発表してまいりました。

日本透析医学会学術集会

 

大腰筋指数とは、腰にある筋肉である大腰筋の太さをCT等で測定し計算される指標で、全身の筋肉量と関連していることが報告されております。
今回の研究では大腰筋指数と身体機能(脚の筋力や握力)の関連があることが分かり、透析患者様が定期的に検査されているCTで身体機能の予測できる可能性が示唆されました。
まだまだ研究段階ではありますが、透析患者様にとっては追加の検査を用いずに身体機能の確認がある程度できる可能性があり、臨床的に有用であると思います。

 

会場では早朝にも関わらず多数の先生方が聴講され、有益な情報交換がなされておりました。
日本透析医学会学術集会2

これからも皆様に良い医療が提供できるよう引き続き日々精進してまいります。