スタッフブログ

STAFFBLOG 相模原市東林間 森下記念病院のスタッフによるブログです STAFFBLOG 相模原市東林間 森下記念病院のスタッフによるブログです

残暑って?

森下記念病院スタッフブログをご覧の皆様、
こんにちは、臨床工学課です。

 

今年も気候変動の影響もあってか残暑が厳しかったですね。
9月に入っても真夏のような暑さが続いていて、いつまでこの暑さは残るんだろうかと思いましたが、
残暑と呼ぶのはいつからいつまでと時期が決まっています。

 

ご存じの方も多いでしょうが、残暑とは暦の上で秋になってからも残る夏の暑さのことで、
立秋(8月7日頃)から秋分(9月23日頃)までの間の暑さのことを言います。
また、残暑が厳しいというのはこの立秋から秋分までの気温が高く、厳しい暑さがある状態の事を言います。
今年は正に残暑が厳しかったですね。

 

10月に入って厳しい暑さも終わりようやく涼しくなってきたところですが、
今年は秋らしい秋は短く11月頃から急に冬が近づいたような寒さになるようです。

 

どうやら秋から冬にかけてラニーニャ現象が発生する可能性が高まっているみたいです。
ラニーニャ現象とは太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけて海面水温が平年より低くなり、
その状態が1年程度続く現象で、ラニーニャ現象が発生すると日本では寒冬になりやすく、
大雪になる傾向があるみたいなので今シーズンの冬は昨シーズンより寒くなる可能性が高そうです。

 

厳しい暑さが終わったら今度は厳しい寒さが待っているようです。
体調管理にはお気をつけ下さい。

インフルエンザ予防接種始まっております!!!

森下記念病院スタッフブログをご覧の皆様、
こんにちは、医事課です。

 

暑く長い夏が過ぎ、最近は風も冷たくなってきてようやく秋を感じるようになりました。
10月からインフルエンザワクチン・コロナワクチンの接種が始まっています。

 

これから秋が深まるにつれ、紅葉狩りやハイキングなど自然とふれあうイベントが盛りだくさんです。
また冬にかけては、クリスマスやお正月の準備が始まり、家族や友人と集まる機会も増えますが、
この時期はインフルエンザや風邪などの感染症が広がりやすい時期でもあります。
人が集まるイベントや旅行の際には、しっかりと予防策をとることが大切です。

 

ワクチン接種は感染リスクを軽減するだけでなく、重症化も防ぐ役割があります。
特に高齢者や持病をお持ちの方にとっては、早めの接種が安心につながります。

 

森下記念病院では、予約なしでワクチン接種ができます。接種の際は午後のお時間をおすすめします。
これからの季節を楽しく過ごすためにも皆さんぜひワクチン接種を検討してみて下さい。

 

当院では、ご予約不要、診療時間であればいつでも接種可能です。
一般インフルエンザ・コロナワクチン接種のご案内

11/2と12/7の2日間腎臓病教室を開催いたします。

森下記念病院スタッフブログをご覧の皆様、
こんにちは、2階病棟です。

 

当院が行っている取り組みの一つに「腎臓病教室」があります。
腎臓病に対し不安のある方、興味のある方(当院通院中でなくても構いません)を招待し、
腎臓病について正しく知ってもらうためのお手伝いをさせて頂いております。

 

前回開催した際は、1日で腎臓の働き(医師)、薬(薬剤師)、栄養(管理栄養士)、リハビリ(理学療法士)、血圧管理(看護師)についてお伝えさせていただきました。
皆様からもたくさんご質問もいただき活発な意見交換ができました。
(前回の様子はホームページに掲載されています!)
腎臓病について知る・学ぶ 腎臓病教室

 

今回は前回よりもゆっくりお話しを聞いていただきたいと思い、内容を2回に分けてお話をさせていただこうと企画いたしました。
どちらかだけでも大歓迎です!是非是非ご参加くださいませ!

<本年度開催の腎臓病教室の情報はこちらから!!>
20241102.腎臓病教室

 

 

スマート家電について

森下記念病院スタッフブログをご覧の皆様、
こんにちは、透析看護部です。

 

近年AIの進歩が凄まじく、車の自動運転やリアルタイム翻訳等が当たり前の時代となってきました。
私は以前からスマート家電に興味があり、色々と調べた結果、意外と簡単に導入出来ることが分かりました。
今回はスマート家電について書きたいと思います。

 

昨年、我が家のリビングの家電(電気・テレビ・エアコン)をスマート化(声で操作したり、外出先でもネット経由で遠隔操作可能な家電)しました。
スマート家電と聞くと、高額なイメージありませんか?
専用の家電を購入したり、設定が難しかったり・・・

 

私が行ったスマート化は、普段使用している家電をそのまま使用出来る物です。
今使用している家電でリモコンを使用しているものはスマート化出来るのです!
内容としては、声でテレビ・電気(シーリングライト)・エアコンを操作できたり、スマホにリモコンを集約したりと、家の中のリモコンが要らなくなります。

我が家はアレクサ(スマートスピーカー)を使用していますので、そのスピーカーに声で命令すれば、そのとおりに家電を操作できます。
スマホの「Siri」や「グーグル」でも音声操作は可能です。
例えば、「アレクサ、テレビ付けて」「アレクサ、チャンネル変えて」「アレクサ、エアコン28℃にして」「アレクサ、電気付けて」と声で操作ができます。
また、リモコンをインターネット上に繋げることになるので、外出先からも操作可能です。
夏などは、帰宅する前に部屋を涼しくなるように、スマホでエアコンの電源を入れ、部屋の温度を下げておくことも可能です。
さらに、設定次第では「アレクサ、行ってきます」の声でテレビ・電気・エアコンを一斉にOFFにしたり、「アレクサ、ただいま」で全てをONにすることも可能です。
また、「おやすみ」の音声指示で、テレビは消して、電気はダウンライト、エアコンは除湿の2時間タイマーなど、そのシーンに合わせた細かな設定が可能です。

 

気になる費用ですが、家電は買い換える必要はなく、従来のリモコンを使用しているリビングのテレビ・電気・エアコンであれば「スマートボットハブミニ」(3000~5000円程度)等のスマートリモコンを購入するだけです。
他にも時間設定でカーテンを自動で開閉するものや、家の鍵をスマホや指紋認証で開閉するもの、物理的にスイッチを押す物などがあります。これらは別途オプションの物を購入する必要があります。
手軽に始めるなら、まずはテレビ・電気・エアコンがいいのではないでしょうか。

骨粗鬆症は骨折だけではない!実は生命予後にも影響!? ②
~コロナ禍の外出自粛の影響で、骨が弱くなっていませんか~

森下記念病院スタッフブログをご覧の皆様、
こんにちは!放射線課です。

 

前回のブログに続き、今回は「骨粗鬆症が生命予後に与える影響」をテーマにお話しさせていただきます。
BLOG第回 骨粗鬆症は骨折だけではない!実は生命予後にも影響!? ① ~コロナ禍の外出自粛の影響で、骨が弱くなっていませんか~

 

≪骨粗鬆症は骨折だけではない!実は生命予後にも影響!?≫
骨イラスト骨イラスト2
骨粗鬆症は、意外にも生命予後に影響する病気です。
骨粗鬆症が生命予後に影響に与えるものとして、下記のようなものがあります。

  1. 骨折のリスク増加
    骨粗鬆症による骨折は、特に高齢者において重大な健康問題を引き起こします。骨折後の回復には時間がかかり、長期間の入院やリハビリが必要になることがあります。
    ・大腿骨近位部(股関節骨折)
    特に高齢者で多く、骨折により長期間歩くことができなくなり、長期にわたる寝たきり状態や手術に伴うリスク、感染症や心肺機能の低下などの要因で骨折後の1年以内の死亡率も低くありません。
    ・椎体骨折
    直接的な致死率は低いものの、背中や腰の痛みから寝込みがちになり、生活の質の低下や他の健康リスクの増大につながります。これにより、生活の質が低下し、間接的に生命予後に影響を与える可能性があります。
  2. 生活の質の低下
    骨折やそれに伴う痛み、身体的な制約は、生活の質を著しく低下させます。日常生活での自立が困難になり、介護が必要となる場合もあります。
  3. 合併症のリスク
    骨折後の長期臥床や活動制限は、肺炎や深部静脈血栓症などの合併症を引き起こしやすくなります。
    これらの合併症は骨折後の死亡率を上昇させ、命に関わることもあります。

介護1

 

大腿骨頸部骨折後の5年生存率は、報告によって異なりますが、65歳以上の高齢者が大腿骨近位部骨折の場合63.5%との報告があります1)
別の報告ですが、65歳以上の高齢者の方が太ももの骨を折った場合、1年以内の死亡率は10~30%というデータもあります2)
また、最新のがん5年生存率は66.2%(2014~2015年診断例)。がん以外の病気や事故など全ての死亡を含めた生存率である実測生存率60.3%です3)

 

つまり、単純比較はできませんが、大腿骨近位部骨折の5年生存率はがんと診断された方とほぼ同等ということになります。
大腿骨近位部骨折の要因となる骨粗鬆症は、非常に注意すべき病気であることがわかると思います。

 

 

≪まとめ≫
最後にまとめとなりますが、コロナ禍の外出自粛の影響で骨粗鬆症が多くなっていることが示唆されています。
骨粗鬆症の増加から骨折、その後寝たきりにつながってしまうことに懸念されます。

「活動低下による骨密度の低下」
外出自粛
→ 「骨粗鬆症」
骨イラスト2 
→ 「転倒・骨折」 
骨粗鬆症2
→ 「寝たきり」
介護1

 

 

 

 

まずは、骨粗鬆症の早期発見と予防が非常に重要です。
骨密度の健診は、骨粗鬆症の早期発見と予防に非常に重要で、特にリスクが高い人々にとって定期的な骨密度測定は健康管理の一環として強く推奨されます。

 

早期発見し、時間がかかりますが適切な治療と生活習慣の改善により、骨密度を改善し骨折のリスクを減少させることが可能です。
そして高齢者の健康寿命および生命予後を改善することにつながります。

 

骨密度検査には様々な方式がありますが、腰椎・大腿部近位での測定が重要になります。
コロナ渦でしっかり活動自粛された方、このブログで少しでも自分の骨密度が気になった方。
検査は10分程度で、痛みもなく食事制限もありません。
一度、骨密度の検査を行ってみてはいかがでしょうか。

骨塩定量イラスト

推奨される対象者
以下の人々は、定期的な骨密度健診を受けることが推奨されます。

  1. 閉経後の女性 :閉経後はエストロゲンの減少により、骨密度が急速に低下することが多い
  2. 50歳以上の男性 :男性も加齢に伴い骨密度が低下する
  3. 家族歴がある人 :親や兄弟に骨粗鬆症や骨折の既往がある場合、遺伝的要因によりリスクが高まる
  4. 長期間のステロイド使用者 :ステロイド薬の長期間使用は骨密度を低下させる可能性がある
  5. 低体重の人 :体重が軽い人は骨密度が低い傾向にある
  6. 特定の病歴がある人 :リウマチ、甲状腺機能亢進症、クローン病などの慢性疾患がある方は骨密度の低下リスクが高い

 

≪参考資料≫
1)金丸由美子・西村誠介ほか「65歳以上の大腿骨近位部骨折手術症例の生命予後および予後因子の検討」(2010)
2)日本整形外科学科・日本骨折治癒学会「大腿骨頸部/転子部骨折診療ガイドライン(改定第3版)」(2021)
3)国立がん研究センター「がん情報サービス」

骨粗鬆症は骨折だけではない!実は生命予後にも影響!? ①
~コロナ禍の外出自粛の影響で、骨が弱くなっていませんか~

森下記念病院スタッフブログをご覧の皆様、
こんにちは!放射線課です。

 

放射線課のイメージといえばレントゲン。レントゲンといえば骨ですので、今回は骨の密度(骨粗鬆症)についてお話させていただきます。

 

≪骨粗鬆症とは≫
骨粗鬆症とは、骨が弱くなり、骨折の危険性が高まる病気です。骨密度が減っても、ほとんど自覚症状はなく、骨折して初めて痛みを感じます。日本では、約1300万人(男性約300万人女性約1000万人)が罹患していると推定されており、60代女性の3人に1人、70代女性では実に2人に1人が発症する身近な病気です1)
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≪骨粗鬆症の原因 コロナ渦の外出・活動自粛も影響!?≫
骨密度減少の要因として加齢や食生活などがありますが、近年注目されている要因としてコロナ渦の外出・活動自粛が影響していることが示唆されています。

外出自粛

ただし、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)自体が骨粗鬆症増加に関連するという報告はありません。
コロナ渦の外出・活動自粛が影響している要因として、下記のものがあります。

  1. 運動不足
    外出制限や様々な活動自粛により、多くの人々が運動不足に陥りました。特に高齢者は運動の機会が減り、筋力や骨密度の低下を招いた可能性があります。
  2. 日光浴の減少
    自宅に閉じこもる時間が増えると、日光を浴びる機会が減少し、ビタミンDの生成が不足することがあります。ビタミンDはカルシウムの吸収を助けます。
  3. 健康管理の遅れ
    パンデミックにより、医療機関へのアクセスが制限されたり、定期的な健康チェックを避ける傾向が見られました。これにより、骨密度測定や骨粗鬆症の早期発見・治療が遅れることがありました。

 

「コロナ渦の外出・活動自粛は数年前で、今は活動しているよ!」

 

しかし、一度弱くなった骨は、すぐには強くなりません。自覚症状もありません。
回復には、年単位の長期的な視点での管理が必要です。
そのため、数年前のコロナ禍外出自粛の影響で、現在も骨粗鬆症が増加していることが懸念されています。
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「骨がスカスカ。骨折に気をつけるよ!」

 

骨粗鬆症はこのくらいのイメージではないでしょうか。
実は65歳以上の女性で介護が必要となった原因で「骨折・転倒」は2位です(認知症についで)。
男女全体でも65歳以上の人で、認知症や脳血管疾患(脳卒中)、高齢による衰弱についで4番目に多くなっています2)
特に高齢者の大腿骨近位部(股関節骨折)や椎体骨折は、日常生活動作の低下や寝たきりに結び付きやすくなります。
大腿骨近位部の骨折は反対側の骨折のリスクが高いことや、術後半年から1年後に従来通りの歩行が可能のなる割合が50%程度との報告があります3)

 

骨粗鬆症は、骨折だけでなく寝たきりに結び付く非常に注意すべき病気であることがわかると思います。

骨粗鬆症2骨粗鬆症1

 

 

今回は「コロナ禍外出自粛が骨密度に与えた影響」についてお話しさせていただきましたが、少し長くなりましたので、次回「骨粗鬆症が生命予後に与える影響」についてお話させていただきます。

 

≪参考資料≫
1)骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2015年版
2)内閣府「高齢社会白書」(2021年版)
3)日本骨折治療学会 骨折の解説

 

地域における森下記念病院の役割 ~『自助』・『互助』~

森下記念病院スタッフブログをご覧の皆様、
こんにちは、看護部長室です。

 

先日、東林第1地域包括支援センター長が森下記念病院に訪ねて来て下さいました。
東林第1地域包括支援センター長とは、10年以上前に存在していた『東林ネットワーク』という地域連携の会で顔の見える関係を築かせていただいておりましたが、新型コロナウイルスパンデミック等の影響も重なり、活動はここ数年途絶えておりました。

 

10年以上前に発足したこの連携の会では、今後の東林地区高齢化問題や健康維持、増進について、多職種合同で症例発表なども交えながら意見交換をしてきました。連携の会開催は仕事終わりの時間だったこともあり、時には飲みニケーションも取り入れながら、横のつながりを深め、和気藹々とした雰囲気で会議が進行していたことを思い出します。それぞれ専門分野の視点から本音で語り合うことができる信頼関係を築いていたことが、10年以上を経過した今、新たな連携に繋がったのだと改めてありがたく感じております。

 

東林地区の高齢化率は10年前に予想していた通り上昇しています。65歳以上の老年人口率が27.1%と相模原市全体の率を超え、独居世帯が増加すると共に、老老介護も増加。将来的に移動手段に不安を感じている方が増えていること。また、マンションやアパートで1人暮らしをしている方が多い特徴がある地域であることも改めて伺いました。

  • 地区別年齢人口構成の比較(老年人口率 65歳以上)
    相模原市全体の老年人口率26.5%
    東林地区 27.1%(10年間で3.3%↑)
  • 地区別年齢構成の比較(平均年齢)
    相模原市全体の平均年齢47.64歳
    東林地区 48.59歳(10年間で2.83歳↑)

相模原市の人口・統計に関する情報(令和6年4月1日付)より

 

こうした方々の健康維持や居場所作りとして、地域の自治会や公民館において、健康教室や介護予防教室を定期的に開催する活動に、東林地区にある病院として森下記念病院にも又是非参加をしていただきたいと、大変嬉しいお誘いをいただきました。
『自助』・『互助』の取り組みに地元の病院として関わり続けることは大変重要であると考えていること、こうした取り組みに賛同してくれる職員が複数いることもお伝えしたうえで、快諾させていただきました。

  • 当院に勤務する各種専門家が地域に出向き、地域のみなさまの健康維持、増進活動に貢献すること。
  • 当院が、腎疾患に特化した一元的な関わりができる病院であること(透析医療療養病棟があることや透析外来送迎サービスがあることも含め)地域のみなさまに広く知っていただくこと。

を目的に、介護予防教室に参加させていただきます。
開催予定の教室の様子は続編にてお伝え致します。

 

〈今後の予定〉
介護予防教室開催について
日時:2024年12月14日(土) 13:30~15:00
開催場所:東林間シニアクラブ 1階
参加人数:40名程度
講師:理学療法士
   管理栄養士
   腎臓病療養指導士(看護師)

健康寿命をのばそう!!~いきいきライフを続ける秘訣~

  1.  理学療法士
    握力測定。生活に取り入れたリハビリ。
  2. 管理栄養士
    しっかり食べて楽しく暮らすためのポイント。
  3. 腎臓病療養指導士(看護師)
    『しる、はかる、くらす』Home血圧。

今後も地域のみなさまと共に在り続けられる病院作りを目指して参ります

 

 

こんな身近にも・・・

森下記念病院スタッフブログをご覧の皆様、
こんにちは、栄養課です。

 

昔からよく来ている祖父母の家にローズマリーがたくさん育っていることに最近気づきました。
料理をよくするのでローズマリーも使ったことありますが、スーパーでも見つけられないことがあるのにこんな身近にたくさんありました。
ローズマリー

ローズマリーは古くから、料理・薬用・香水など幅広く使われてきました。
料理での使用法は、お肉やお魚の臭みけし、料理の香りづけに使われるのが一般的ではないでしょうか。
他にも煮込み料理、パンやハーブティーにも使われています。
和食料理には合わせにくいですが、洋食とは相性が良くいつもと違った美味しさを味わえると思います。
是非試してみてください。

慢性腎臓病(CKD)進展予防の取り組み 多職種の連携の意義

森下記念病院のスタッフブログをご覧の皆様、
こんにちは、院長です。

 

今回は前回のブログ(慢性腎臓病(CKD)進展予防の取り組み かかりつけ医の地域連携)に続いて、
多職種が介入しCKD進行予防を行っていく意義についてお話します。
→ BLOG第回 慢性腎臓病(CKD)進展予防の取り組み かかりつけ医の地域連携

 

新たな国民病とも称されるCKDへの対策として、進行を予防するためにかかりつけ医と専門医の連携が重要であることを前回お話しました。そして専門医療機関を受診された際には、その後のCKD管理として看護師、管理栄養士、薬剤師などのチーム医療により、包括的に患者さんの指導を行いながら、生活習慣を改善してCKD重症化を予防することが重要となります。

 

実際にCKD診療における多職種連携により、CKD進行率やCKDに関する指標が改善したとされる論文の報告が、国内外を合わせても増えてきています。1年後のeGFR(CKDのステージの指標)変化、透析導入率、全死亡率が多職種介入で非介入群よりすぐれていたこと(1)、多職種連携によりCKD患者さんの腎予後、受診継続率、血糖管理や体重管理が改善されたこと(2)、多職種介入により尿蛋白が減少(尿蛋白が多いとCKDが進行しやすくなるため、尿蛋白をいかに抑えるかが重要なため)したこと(3)などが報告されています。

 

“多職種”には看護師、管理栄養士、薬剤師などが含まれますが、より有効なCKD診療に寄与できうる腎臓病療養指導士という資格があります。これは、前述したそれぞれの職種が取得できるもので、CKDの正しい知識を有し、患者さんの生活の質や生命予後の向上を目的として、腎臓専門医や関わる医療従事者との連携を取りながら包括的な療養生活と生活習慣の指導を行い、CKDの進行予防を行う役割を担っています。それぞれの視点から生活指導や服薬指導、栄養指導を行いながら、腎臓専門医も含めたチームに、患者さんも取り込みながら自己管理能力の向上を目指し、腎臓病の進展を予防し良い生活を維持できるようにしていきます。

 

当院は腎臓専門医が5人常勤として勤務している専門医療機関であることに加えて、腎臓病療養指導士も2名在籍し、これから取得のために準備をしているスタッフもおります。引き続き、CKD早期発見、治療、進行予防により、地域医療に貢献してまいります。

また腎臓病療養指導士や、CKDに関わるスタッフにとって、当院はCKDの初期から、腎代替療法選択外来、腹膜透析・血液透析の導入、維持透析管理を一貫して診療しており、患者様のCKD診療に寄り添いながら、長きにわたり治療を提供することが出来る施設です。もしご興味のあるスタッフの方がいらしたら、いつでもお待ちしています。

 

(1)Multidisciplinary predialysis education decreases the incidence of dialysis and reduces mortality—a controlled cohort study based on the NKF/DOQI guidelines. Nephrol Dial Transplant 2009; 24: 3426-33
(2)Effect of behavior modification on outcome in early-to moderate-stage chronic kidney disease. PLoS ONE 2016; 11: e0151422
(3)Effectiveness and current status of multidisciplinary care for patients with chronic kidney disease in Japan: a nationwide multicenter cohort study. Clin Exp Nephrol 2023; 27: 528-41

慢性腎臓病(CKD)進展予防の取り組み かかりつけ医の地域連携

森下記念病院のスタッフブログをご覧の皆様、
こんにちは、院長です。

 

まだまだ暑い日が続いています。
自分も含めて運動不足にならないように犬の散歩を続けていますが、朝6時の散歩でも我が家の愛犬は10分で歩くことをあきらめて、抱っこして帰宅することもあります。ちなみに我が家の犬は鼻ぺちゃと称される部類に属しており、暑さに弱い犬種です。
暑さは嫌いではないですが、もう少し朝晩は涼しくなってほしいですね。

 

本日は慢性腎臓病(CKD)に対するわが国の対策と、診療連携についてのお話です。
CKDは新たな国民病とも称されており、その罹患率は成人の8人に1人に上ることが推定されております。
CKDは透析や腎移植が必要となる末期腎不全や、心臓や脳の血管の病気の原因となるため、早期発見と早期治療が重要であることは明白となっております。
日本においては、その対策として2018年に厚生労働省から腎疾患対策検討会報告書という指針が発行されています。
この報告書では、全体目標として、CKDを早期に発見・診断し、良質で適切な医療を早期から実施・継続することにより、CKD重症化予防を徹底するとともに、CKD患者(透析患者および腎移植患者を含む)さんの生活の質の向上を図ることが記されています。
そして達成すべき目標として、地域におけるCKD診療体制を充実させることや、新規透析患者数の減少が挙げられています。
そのために実施すべき取り組みとして、CKDの普及啓発、医療連携体制(かかりつけ医と腎臓専門医の2人主治医制)、診療水準の向上、人材育成、研究の推進が掲げられています。
この取り組みですが、全国的に万事がすべてうまく進んでいるとは言い難い状況のようです。とくに、2020年から発生した新型コロナウイルス感染の影響は大きく、地域の自治体レベルで連携が十分にとれない状況となっていました。そのようななか、当院が位置する相模原市においては、感染が落ち着いてきた(少し落ち着いた)状況下で、私も何回か参加し討論を行いましたが、行政(保健所)や医師会を交えた話し合いが行われています。相模原市全体レベルで進めることも難しいため、区などの比較的小さなエリアに区切っての診療連携を進めていくことなどが話し合われています。また、当院は大和市や町田市に近い位置にあるため、町田市の医師会の学術講演会や、大和市の医療機関のスタッフの方々を対象とした講演会などで、僭越ながらお話をさせていただく機会をいただき、CKDに関する内容や、患者様にとってもメリットのある連携(2人主治医制)や、いかに生活の質を向上させるかという内容をお話しています。

 

現在厚生労働省からは腎臓専門医・専門医療機関への紹介の基準として、下記の項目が示されています。

  1. 尿蛋白(+) 
  2. 尿蛋白(+/-)かつ血尿(+)
  3. eGFR<45ml/分/1.73m2  40歳未満または尿蛋白(+/-)以上ならば<60ml/分/1.73m2

 

そして、紹介をいただいただいた際に腎臓専門医、医療機関で出来ることとして、

  1. 尿検査異常や腎機能障害の原因の精査(腎生検を含めて)
  2. かかりつけ医との2人主治医制による保存期腎不全の適切な管理
  3. 適切な腎代替療法(腎移植・腹膜透析・血液透析)の導入
  4. 看護師・管理栄養士・薬剤師・理学療法士などの腎臓専門医療従事者による生活指導

が挙げられます。これらの介入により、CKDが進行することを予防し、また合併症を予防して患者様にとってよい生活を維持できるように努めます。
ちなみに2人主治医制といっても、2つの医療機関を頻回に受診されることは患者様にとってもご負担となるため、安定している、もしくは軽度であれば、腎臓専門医療機関への通院は半年や1年ごとでも管理できうることもあります。

 

当院は腎臓専門医が5人常勤として勤務している専門医療機関であり、CKD、腎疾患に対応すべく充実した診療体制を整えております。地域によっては腎生検まで対応可能な腎臓専門の医療機関は充実しているとはいえないこともあります。当院ではこれからも、相模原市、町田市、大和市など近隣の地域においてCKD診療、進行予防に貢献できるように努めてまいります。