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STAFFBLOG 相模原市東林間 森下記念病院のスタッフによるブログです STAFFBLOG 相模原市東林間 森下記念病院のスタッフによるブログです

透析ベッド新調しました!!

森下記念病院スタッフブログをご覧の皆様、
こんにちは。臨床工学課です。

 

梅雨も早々に明け、夏到来!暑い日々が続いておりますが、これを見ている皆さんは元気にお過ごしでしょうか?

 

さて、そんな暑い夏の日々の中であっても、透析室で患者様が少しでも快適に過ごせるよう、6月初旬、あるものを新調いたしました。

それは透析室のベッドマットレスです!

透析室スタッフや、他部署のいろいろな方とご協力して、日曜日に透析室ベッドの全てのマットレスを交換しました。

透析ベッド新調

 

実際に座ってみて前のマットレスより厚みが増して、柔らかくなっていると思います。

 

透析室で約4時間ベッドで過ごされている皆様の、少しでも負担軽減となり、快適にお過ごしできればと思います。

引っ越しと片付け+少しのゆとり

森下記念病院スタッフブログをご覧の皆様
こんにちは、医療相談室です。

 

少し前なのですが、築35年の家を建て替えることになり、引っ越しをしました。
建て替えを決めた最大の理由は夏暑い、冬寒いです・・・
春と秋以外は電気の力を借りないと快適に過ごせませんでした。

 

いざやってみると、仮住まいを見つけるのが大変!
中々6人家族が住めるアパートも見つからず、私は一人でアパート暮らしです。

 

そして恐怖の片づけ・・・。
「何故こんな物大事に取っておいたのかしら?」と自分に問いかけながら心を鬼にして捨てる事にしました。

 

大分身軽になったものの、それでも一緒に移って来たこの荷物を新しい家に戻る時には更にすっきりさせておきたい。
今年で××歳。いい歳になりましたが、一人暮らしは生まれて初めて!まだ自分の事は自分で出来るので結構快適です。
家族がまた一緒に暮らすようになったら慌ただしい生活が押し寄せて来るので、あと数ヶ月の一人暮らしを楽しもうと思います。

 

今回の引っ越しは片づける良い機会でした。これからはシンプルな生活を心掛けようと誓いました。

腹膜透析と血液透析で骨折の発症率に差がある?

森下記念病院のスタッフブログをご覧の皆様、
こんにちは、院長です。

 

今回は、前々回のブログでご紹介した“健康寿命”(介護などの支援を受けずに健康的に日常生活を送れる年数)に関わる重要な要素のひとつであり、日常活動度が低下し、寝たきりになってしまうリスクが高い大腿骨骨折のリスクについて、腹膜透析と血液透析における発症率の違いについての研究をご紹介します。

 

血液透析と腹膜透析を施行している患者における大腿骨骨折の増加
Increasing Hip Fractures in Patients Receiving Hemodialysis and Peritoneal Dialysis. American Journal of Nephrology 2014 40:451-457

 

慢性腎臓病の患者さんは、CKD-MBD(慢性腎臓病に伴う骨・ミネラル代謝異常)という言葉があるように、ビタミンDの活性化の障害や副甲状腺機能亢進など様々な原因を背景に骨が脆弱化し、骨折のリスクが一般人口に比べて高いことは以前から多く報告されており、周知の事実となっています。血液透析と腹膜透析では骨病変のパターンは異なることが推測されるため、この研究では、血液透析と腹膜透析における長期的な骨折のリスクを分析しています。

 

1992年から2009年までのアメリカの腎疾患におけるデータベースを使用して、入院を必要とする大腿骨骨折の傾向を統計学的処理に基づいて分析しています。一般化推定方程式と呼ばれる解析手法を使用して、大腿骨骨折に対する透析モダリティ(血液透析か腹膜透析か)の影響を評価しています。842,028人の血液透析患者さんと87,086人の腹膜透析患者さんが本研究の対象となっています。

 

本研究の結果では、大腿骨骨折率は血液透析と腹膜透析の両方で1992年以降経時的に有意な増加が見られ、2005年以降はどちらも横ばいとなりました。血液透析では1992年は10.4件/1000人年、2004年は21.9件/1000人年の発生率となっていた一方で、腹膜透析では1992年は6.1件/1000人年、2004年は12.7件/1000人年の発生率となっていました。統計学的に調整された分析では、血液透析患者は腹膜透析患者よりも大腿骨骨折のリスクが高い(オッズ比が1.6倍高い)とういう結果でした。

 

今回の結果で透析患者さんにおける骨折のリスクは2005年までは増加傾向にありましたが、その後は横ばいになっていました。その要因としては、骨折に対する注意勧告が周知された結果として骨密度測定などスクリーニング検査が普及したことや、骨粗鬆症などを含めたCKD-MBD(慢性腎臓病に伴う骨・ミネラル代謝異常)の治療薬の開発により治療の選択肢が増えたことや、それぞれの患者さんに適した治療が行えるようになったことが功を奏していると考えられています。また、腹膜透析患者さんにおいて血液透析患者さんより骨折のリスクが低かった結果に関しても考察されています。その理由としては、そもそも腹膜透析を選択される患者さんは血液透析を選択される患者さんより合併症が少ない可能性を挙げています。さらに、腹膜透析は、血液透析を受けているよりも残存腎機能(透析導入後も維持される自身の腎機能、言い換えれば尿量)が長く維持されます。CKD患者に関する最近の研究では、eGFRの低下に伴う骨折リスクの段階的な増加が示されており、腹膜透析における残存腎機能の維持は、骨に保護効果をもたらす可能性があるようです。そのほかに、腹膜透析は持続的な透析療法である特性から、持続的に尿毒症物質を取り除くことが出来るためその血中濃度の変動が少ないことが考えられます。その一方で、血液透析は患者さんの尿毒症物質が週3回の治療により取り除かれるため、血液透析前のタイミングでは尿毒症物質の血中濃度のピークは高くなり、このことが骨の健康に潜在的かつ悪影響を与える可能性があることが推測されています。

 

前回のブログにも付け加えていますが、この内容から伝えたいことは腹膜透析が血液透析より優れた治療であるということではありません。今回は骨折に注目すると腹膜透析のほうがリスクが少ない可能性があるという内容でしたが、他の側面では血液透析のほうが優れている可能性もあります。

 

日本全国においても、そして当院の位置する相模原、そして近隣の町田、大和、海老名市などのエリアにおいても、腹膜透析を提供できる施設は多くありませんが、当院ではこの腹膜透析にも注力した腎不全治療を提供しております。単純に“寿命“を延ばす治療を提供するのではなく、少しでも一人ひとりの患者さんらしい生活を送ることが出来る“健康寿命”を延ばせることに貢献していきたいと考えています。

 

関連ブログ
腹膜透析と血液透析で認知症の発症率に差がある?①
腹膜透析と血液透析で認知症の発症率に差がある?②

薬が無い!!

森下記念病院のスタッフブログをご覧の皆様、
こんにちは、薬剤課です。

 

天海祐希の映画「老後の資金がありません!」が少し前に公開されていましたが、現在、医療業界で深刻な不足問題が勃発しております。

 

それは

「今、必要な薬がありません!」

問題です。

 

ことの発端のひとつにジェネリック(後発医薬品)を生産する製薬会社の不備が数件発覚し、いくつかの薬が出荷停止となったことにあります。国の医療費削減対策として、ジェネリックの使用割合の目標を8割と設定したことで、生産能力を向上させるべく届出と異なる製造方法によって薬を増産する手段を用いたそうです。この結果、製造上の不備が発生し、本来含まれないはずの成分が混入された薬が市場に出たため副作用が出る事例もありました。このような不備が発覚した薬が厚生労働省後発品推奨事業によってシェアの大多数を占めていた場合、回収となれば世の中から薬剤が不足してしまいます。

 

また、国家財源を考慮した医療費抑制のためには仕方のないことも十分考える必要はありますが、政策により薬価(薬の値段)が年々引き下がるので、会社側も利益の少ない薬剤を生産中止せざるを得ないケースも出てきます。

 

消化酵素剤、消化管運動薬、注射用抗菌薬・・・。
これらは後発品メーカーだけではなく先発品メーカーでも同様の話です。
売れれば売れるほど赤字になる、もしくは会社の存続のために利益を確保しづらいのであれば、いくら製薬会社が使命感をもって薬剤を製造販売していても限界があります。

 

そんな中、当院では知恵を振り絞って患者様に適切な投薬ができるよう努力しております。薬剤の変更を不服に思われる患者様もいらっしゃると思います。
苦肉の策と言ってしまえばそうなのですが、その中でも患者様に対して、よりよい対策を講じておりますのでご了承いただきます様、よろしくお願いいたします。

リスクマネジメント

森下記念病院のスタッフブログをご覧の皆様、
こんにちは、薬剤課です。

 

梅雨の時期ですね。
ジメジメして気分もジメジメになっています( ^ω^)

 

いつも何を書こうか、迷うのですが・・・

 

今回はリスクマネジメントの話をしたいと思います。

 

みなさん、ミスを起こさない究極の方法ってご存じですか?
答えは「何もしない」です。

しかし、生きている限り何らかの行動を起こさねばならないし、それをそつなく全てを完ぺきにこなすことは不可能です。人はミスをする生き物だからです。

かと言って医療現場で「ミスしても仕方ない、人間だもの」とは言ってはいられません。
人の命にかかわること重要なことであり、ミスを起こさない、もしくはミスを最小限の被害に食い止めることが必要です。
これを「リスクマネジメント」といいます。

リスクマネジメントって日常生活でも行っていますよね。
あの道を通るといつも犬に吠えられるから別の道にしようとか、初めて入ったラーメン屋で大盛りにしないで普通盛りにしておこう(不味い、量が多過ぎる可能性)など。

今流行のゴルフなどはリスクマネジメントの嵐です。池があるから右方向へ打とう、もしくは池に届かないように短めに打とう、ドライバーでかっ飛ばしたいけどコースが狭いからクリーク(5番ウッド)で慎重に行こう、この傾斜だから普通に打てば左に引っ掛けるな、などです。
お金を払って苦行しているようで、はたから見るとから見たらバカバカしい遊びかもしれません。

 

話が横道にそれましたが病院は患者様の命を預かる場所なので、常にリスクマネジメントを考えて行動しております。一歩二歩先を完全に予想しながらすべての業務にあたることは難しいかもしれません。しかし、目の前の業務にどのようなリスクを伴うのかを想定しながら、半歩先を読みながら、確実に業務を行っていくことは決して難しいことではないと思います。

これからも出来る限りのリスクマネジメントを行い、患者様によい良いを提供していきたいと考えております。

 

梅仕事

森下記念病院のスタッフブログをご覧の皆様、
こんにちは、栄養課です。

 

早いもので1年の半分が過ぎようとしています。

この時期の私の楽しみは梅仕事!
梅仕事ができるのは1年で5月下旬から6月のこの時期だけなので、梅が店先に並び始めると、ソワソワしてきます。
(梅仕事とは梅の実が旬を迎える時期に、梅干しや、梅酒、梅シロップなどを作る作業の事です)

私は毎年、青梅とほんのり黄色に色づいた梅の2種類の梅シロップを作ります。

色のついた黄色の梅はとっても香りが良いので、炭酸で割ったり、梅ゼリーやかき氷にかけたり、白玉やフルーツポンチのシロップなどに使用するのがお勧めです。
出来上がった梅ゼリーをヨーグルトに混ぜても美味しいですよ。
青梅で作った梅シロップはデザート類だけではなく、お料理にも活用しています。
酢の物や、お肉を焼くときに加えたり、魚を煮る時に少し加えると梅のさっぱりした風味で味わえます。酢豚の甘酢あんに入れる砂糖の代わりに入れても美味しいのでぜひお試し下さい。

 

甘酢あん
  鶏ガラスープ 50cc   
  醬油    大さじ1/2   
  梅シロップ 80cc 
  片栗粉   適量(とろみ用)
※梅シロップに使用した梅をたたいて入れるとさらに美味しさアップです!

 

梅写真

果物と野菜の違い

森下記念病院のスタッフブログをご覧の皆様、
こんにちは 総務課です。

 

野菜と果物の違いを皆さん知っていますか?
実は意外なものが、野菜だったり果物だったりすることは多々あります。
ということでいきなり皆さんにクイズを出させて頂きます。

Q1.すいか

 

これはよく出る問題ですね。

・・・・野菜です。

 

次から難しくなります。

Q2.いちご

 

・・・・野菜です。

皆さんはちゃんと野菜と分かっていましたでしょうか!?

 

Q3.アボカド

 

・・・・果物です。

スーパーとかでは野菜コーナーになるのに意外ですよね。

 

最終問題.バナナ

 

・・・・野菜です。

えっ!!バナナって木になってるのに意外ですよね。

 

植物学上の野菜と果物の分け方下記のようになります。

草本性のもの(草になるもの)→野菜
木本性のもの(木になるもの)→果物

 

ん!?バナナは?

実はあの「バナナの木」のように見えるものは、葉が集まって幹のように見えているものだそうです。というわけでバナナも「野菜」の一種。

身近にあるものでも意外と奥が深いものがたくさんあるものだと感じました。

検体検査課の紹介

森下記念病院スタッフブログをご覧の皆様
こんにちは!検体検査課です。

 

今回は検体検査課について紹介していこうと思います。

 

「臨床検査技師」って皆さんはご存知ですか?
知人にこの問いかけをすると?マークの顔をされるか、えっ詐欺師?と聞き返されます(笑)

 

私たちは臨床検査技師もしくは衛生検査技師という資格をもち、業務を行っています。
仕事を大きく分けて心電図・超音波検査などを行う生理検査課、血液・輸血検査などを行う検体検査課に業務が分かれており今回は検体検査課のお話です!

 

検体検査課では主に皆様から頂いた(採れた)血液・便などを扱い検査を行っています。
例えば採血する際に、「採血スピッツの種類が色々あるなあ」と思ったことはありませんか?
採血スピッツには検査ができる検査項目(例えば貧血項目やお酒の飲み過ぎがわかる項目など)がそれぞれ決まっているため、種類がたくさんあるのです。異なるスピッツでの検査併用はできません。また採血した後の前処理も決まっているため私たちは血液の状態を見極めながら検査を行っています。検査結果がでるまでお時間を頂いてるのもこの前処理があるからなんです。この処理が終わってから分析装置で測定を行い、正確な検査結果を医師に伝えています。

 

私たち検体検査課はどうしても分析装置と向き合っていることが多いため中々皆様とお話する機会がありませんが、最近では処置室での採血も担当させて頂いています。見かけた際には気軽に声をかけて頂ければ嬉しいです。

 

 

腹膜透析と血液透析で認知症発症に差がある?②

森下記念病院のスタッフブログをご覧の皆様、
こんにちは、院長です。

 

今回は前回のブログで紹介した、“血液透析と比べて腹膜透析で認知症の発症率が低い”という研究の結果から、その要因に関して一つの可能性を示唆する論文のご紹介です。

 

昨年の欧州腎臓・透析移植学会の刊行誌であるNephrology Dialysis Transplantation誌に掲載された報告です。

腎臓病患者においてアシドーシスにより認知機能と運動機能は障害される
Acidosis, cognitive dysfunction and motor impairments in patients with kidney disease.  Nephrology Dialysis Transplantation 2021 37 (Supplement 2): ii4-ii12

 

この論文はレビューと呼ばれる形式で、本論文のテーマである腎臓病患者にけるアシドーシスと認知機能・運動機能障害に関するこれまでの研究をピックアップし、総説としてより深く掘り下げているものです。

 

血漿または血清の重炭酸塩(HCO3)濃度が22mmol/L未満として定義される代謝性アシドーシスは、慢性腎臓病(CKD)の患者さんにみられる所見であり、CKDの進行期の患者さんで約10〜30%発生します。これは腎臓において体内の老廃物(酸性物質)が十分に尿を通じて体外に排泄できなくなったことや、機能の低下した腎臓が本来体内に必要な重炭酸塩を再吸収できなくなった結果などいくつかの機序を原因として生じます。前回述べたようにCKDは近年、認知機能障害(注意欠陥や記憶障害を伴う軽度認知障害、実行機能の低下、画像診断で診断される形態的な損傷などを含む)に関連していることが多く報告されています。また、運動機能の障害と筋力の低下は、進行したCKDの患者さんによく見られ、これは中枢神経系機能の変化に一部起因している可能性があります。CKDがどのように認知機能障害を引き起こし、運動機能を低下させるかについての正確なメカニズムはまだ結論はなく議論されてるところですが、最近のデータによると、アシドーシスはCKD患者さんにおける認知機能障害において、介入が可能である原因の1つである可能性が示唆されています。この論文では、CKDにおけるアシドーシスと認知機能障害との関連に関する最近のエビデンスが要約され、アシドーシスが中枢神経系の機能に影響を与える可能性のあるメカニズムについて述べられています(すべての内容を紹介することは長くなってしまいますので割愛させていただきます)。

 

ここまでの本ブログの内容ですと、CKD+アシドーシス+認知機能障害についての言及になりますが、ここで私達が以前に行った臨床研究(The differences in acid-base status and the calcium parathyroid axis between peritoneal dialysis and hemodialysis. Clinical Nephrology 2016 86(2):55-61)の内容を交えて、アシドーシスの観点から腹膜透析と血液透析における認知症の発症率の差が生じる可能性についてお話します。

 

2017年に報告したこの研究はCKD-MBDと呼ばれる腎臓病における骨やミネラルの代謝異常について調査した内容ですが、この研究では血液透析患者は腹膜透析患者に比べてアシドーシスの傾向にあるということが重要な背景となっています。この研究以前にも血液透析患者と腹膜透析患者を比べた際に、血液透析患者でアシドーシスの傾向があることが報告されており、本研究のデータでも同様の結果となっていました。血液透析患者でアシドーシスの傾向がある、すなわち血液透析に比べて腹膜透析ではアシドーシスになりにくいという結果は、腹膜透析患者さんでは腹膜透析の治療の特性であるアルカリ化された透析液が長時間使用されることに起因しています。

 

前回紹介した研究では、血液透析の特性である短時間での電解質濃度、体液量、血圧の変化による脳機能障害の可能性が認知症発症のリスクをあげることが述べられていましたが、その他の原因として、腹膜透析と比べてアシドーシスに傾きやすい血液透析患者さんにおいて、認知症発症のリスクが上がる可能性があることが推測されます。

 

2回にわたり腹膜透析が血液透析に比べて認知症を発症しにくい可能性があるというテーマで論文を交えて述べさせていただきました。しかし、この内容から伝えたいことは、腹膜透析のほうが優れた治療であり、血液透析が劣っているという解釈ではないことにご注意ください。血液透析が腹膜透析に比べて優れている部分もありますし、そもそも認知機能が低下した患者さんでは腹膜透析の導入が難しいケースもあります。飽くまで進行したCKDの患者さんにける腎代替療法の選択において、考慮されるうる一つのポイントとしてとらえることが出来ればと考えています。

 

関連ブログ
腹膜透析と血液透析で認知症の発症率に差がある?①
腹膜透析と血液透析で骨折の発症率に差がある?

 

ウォーキング始めませんか?

森下記念病院スタッフブログをご覧の皆様、
こんにちは健康管理センターです。

 

公園や街の木々の緑が鮮やかになり、吹き抜ける風も爽やかな季節になりました。
冬の間、固まっていた体にもエネルギーがみなぎってきます。こんな時期、1番のお勧めは、歩く事です。

 

ウォーキングのメリット、それはお金をかけずに思い立ったタイミングで、実践出来る事でしょう。
正しい姿勢を意識して歩くとより効果的です。肩甲骨を寄せるイメージで胸を張り、背筋を伸ばしましょう。
つま先は前に向け、お腹をキッと引き締めます。頭が上に引っ張られているイメージで、耳、肩、膝、くるぶしが一直線になるようにします。そのままの姿勢で歩き出しましょう。
ショッピングや周りの景色など、視線はどこを向いて歩いても構いません。周りを見て歩くことで新たな発見があるかもしれませんね。
また、ウォーキング中に20分間の速歩きを入れると効果がUPします。股関節から足を動かすよう意識し、普段より大きな歩幅で歩くと良いでしょう。

 

メタボ予防のためには、1日の目標は10000歩がベストですが、自分に合った歩数から始めてみませんか。
ちなみに私は、歩いてアプリゲーム(ピクミン)を進めたり、マイルを貯めるゲーム(トリマやMiles)で商品引換券(コーヒーやスイーツなど)に交換するのも楽しみの一つです。

 

新緑の季節、ウォーキングに出かけませんか。(水分補給も忘れずに!!)