スタッフブログ

STAFFBLOG 相模原市東林間 森下記念病院のスタッフによるブログです STAFFBLOG 相模原市東林間 森下記念病院のスタッフによるブログです

もし怒ってしまったら・・・

森下記念病院スタッフブログをご覧の皆さま
こんにちは、看護部長室です。

 

緊急事態宣言も解除されましたが、”気軽に外出”とはいかない日々が続いております。
せっかくの休日も巣ごもり・・・
普段はせわしない生活ですが、このステイホーム時間を利用して、本を読んだり、お菓子作りを復活させたり、断捨離したり、自分なりに楽しみながらゆっくり過ごしています。

 

というと穏やかな雰囲気ですが、そうでもなく・・・。先日、私にしては珍しく、怒り爆発した感情を相手にぶつけてしまう出来事がありました。
わりとルーズな私は、あまり怒らないタイプ(←あくまで自称)なので、怒る事は滅多にないのですが、売り言葉に買い言葉になってしまい、言わなくてもいいことや余計なことを言ってしまいました。 
思わぬヒートアップの後はとても疲れ、やたらとエネルキーを消耗した感じです。そして、建設的な会話ができなくなるだけで、良いことひとつもありません。
特に、ちょっと言い過ぎたのではないかと後からとても反省しました。

 

瞬間的に怒らないための対策で、怒りを感じだら6秒数えて深呼吸すると少し理性が介入して冷静になれると聞いたことがあります。心に留めておこうと思います。
その場から一旦離れるのも言い合いを避けるよい方法でしたね。ただし、無言で立ち去ったり、捨て台詞は厳禁ですが。
腹が立つことがあっても、反射的な言動にでないように気をつけようと、改めて肝に銘じました。

 

最近はコロナ禍で、他者の自粛の姿勢やお粗末な失政に怒り心頭という方も多いようです。余計なストレスを抱えないで、自分のできることに集中して、つらいコロナ禍をできるだけ穏やかにやり過ごしたいですね。

 

不安で窮屈な状況はまだ続きそうですが、新たな生活習慣のなかで感じる不便さも、価値観の変化、見直しのきっかけとして乗り越えていけたらと思っています。

 

急に寒い…

森下記念病院スタッフブログをご覧の皆様。
こんにちは、2階病棟です。

 

10月前半まで半袖の出番だったのに急に寒い…ホントに寒い。服装が急に厚着になりましたね。衣替えを大急ぎでするのがいつものパターンです笑
子供の衣替えの時にいつも思うのがサイズアウト問題。去年はちょっと大きいなと思っていてもいざ着るときにあれれ~小さい?…サイズアウトでしたかということがあります。子供の成長は本当に早い!!けどもうれしい成長でもあります。

 

お子さんがいらっしゃるご家庭は運動会の時期ですね。コロナになってからはお弁当作って場所取りしてというわけにはいかないですが頑張ったお子さんに秋の味覚のおいしいもの一緒に楽しみましょう。

 

今日の患者さんのお昼ご飯は栗ご飯でした!
みなさんおいしそうに食べていらっしゃいました!

栗ご飯

みんなのスタッフブログ

森下記念病院スタッフブログをご覧の皆様
こんにちは、総務課です。

 

ご覧いただいております森下記念病院スタッフブログ。
昨年4月より運用開始し、スタッフの皆様のご協力のもと、先日ついに更新100回を迎えました!!!!!!
今回はそんなスタッフブログを少し振り返ってみたいと思います。
各タイトルにはリンクが貼ってありますので、ぜひご覧ください!

 

開始時期が昨年4月という事もあり、院長先生からの新型コロナウイルス関連の発信でブログはスタートしました。

・当院の新型コロナウィルス対策
・新型コロナウイルス感染拡大で懸念される医療崩壊について
・自粛生活頑張りましょう

 

その後も当院の感染対策への取り組みや、日常でも使える情報などを皆様のお力になれるよう情報発信して来ました。

・睡眠と感染症の関係
・コロナはペンキ
・免疫力を上げる食事
・生活スタイルと運動
・手指消毒用アルコールの使用
・おかげ様の新型コロナウイルス感染予防
・電話面会とオンライン面会
・心のケア

 

 

院長先生も積極的にブログ参加してくれており、腎臓や透析に関連する情報など多数発信されています。

・腹膜透析(PD)が日本で普及しない理由①  
・腹膜透析患者さんの亜鉛欠乏症について
・透析患者さんの痒みについて① 
・慢性腎臓病(CKD)への当院の取り組み①  
・塩分と高血圧、塩分と慢性腎臓病(CKD)の関係① 

 

スタッフからは各部署の紹介や、専門性を生かしたお役立ち情報などがよく発信されています。

・超音波課の近況報告
・運動正しく行えていますか?
・2階病棟のご紹介
・老眼はいつから?
・しっかり食べて暑い夏を乗り切りましょう
・ご満足いただけるサービスを
・後発薬(ジェネリック)と先発品
・熱中症と気が付いたら
・脂肪肝について
・栄養指導受けてみませんか
・臨床工学技士って?
・腹膜透析の外来診療について

 

病院の雰囲気が紹介されている記事もあります。

・みんなの癒し① 
・歌うたっていますか?

 

当院に併設されている保育所から発信される子供たちの楽しい雰囲気に、見ている私はとても癒されています。

・七夕のお願い事
・みんなで野菜を育てています!
・楽しいクリスマス会
・春へ模様替え
・楽しい美味しいピザ作り!

 

院長先生や当院スタッフの院外での活躍も紹介しています。

・臨床研究の論文が掲載されました
・学術的に評価された年になりました
・学位(医学博士号)を取得しました。
・“腎疾患治療薬update”の一部を執筆しました。

 

様々な情報を発信できるスタッフブログ。これからも引き続き当院の雰囲気や取り組みを皆様に発信して参ります。

また、この場を借りてブログにご協力いただいたスタッフの皆様に感謝の意を表します。
これからも楽しい記事を宜しくお願い致します。

睡眠時無呼吸症候群について ~②検査~

森下記念病院のスタッフブログをご覧の皆様、
こんにちは、院長です。

 

前回は睡眠時無呼吸症候群(SAS: Sleep Apnea Syndrome)の病態についてご紹介しました。
今回はSASの検査について説明します。

 

・検査方法は2種類
SASを検査する方法は主に以下の2種類あります (1)。
①簡易検査
②ポリソムノグラフィー
これらの検査方法を使い分けることで、効率的にSASの診断や重症度の調べることができます。それでは、簡易検査とポリソムノグラフィーについてそれぞれ説明していきます。

 

①簡易検査
一般的に、SASの疑いがある場合には、後述するポリソムノグラフィーと呼ばれる詳細な検査を実施する前に、自宅でも比較的容易に実施できる簡易検査を行います (2)。簡易検査では呼吸の気流を測定するセンサー・いびき音を測定するマイクなどが装着されており、同時に酸素飽和度・脈拍数の変化も評価できます。気道の狭窄の程度や、低呼吸の有無を測定する睡眠評価装置により睡眠中の呼吸状態を検査します。ただし、脳波や筋電図、眼球運動を測定することができないため、レム睡眠やノンレム睡眠といったように詳細な睡眠状態や睡眠時間を正確に知ることができず、後述する無呼吸低呼吸指数(AHI: Apnea Hypopnea Index)を正確に評価できない可能性があります。

 

②ポリソムノグラフィー
続いて、簡易検査でSASの疑いと診断された時に実施するポリソムノグラフィーについて紹介します。ポリソムノグラフィー(別名:睡眠ポリグラフ検査)はSASの確定診断を下すときに実施する検査方法で、簡易検査と対比して精密検査と言われることもあります (3)。この検査は、夜間睡眠中の脳波・心電図・酸素飽和度・血圧・筋電図・眼球運動などを連続的に測定し、それを統合して評価します。簡易検査と異なり、医療従事者による検査準備が必要となるため、ポリソムノグラフィーを実施するときは基本的に入院が必要となります。また、ポリソムノグラフィーではSASの診断に重要な指標となるAHIを正確に評価することができます。このAHIとは「寝ている間1時間あたりに無呼吸や低呼吸が起こる回数」を指します。無呼吸は10秒以上呼吸が停止している状態で、低呼吸とは換気の明らかな低下と動脈血酸素飽和度が4%以上低下している状態が10秒以上続くことです。AHIが5以上でいびきや日中の眠気などの症状があればSASと診断され、重症度はAHIを指標として以下のように3段階に分かれています (4)。

軽度:AHIが5~15
中等度:AHIが15~30
重度:AHIが30以上

 

・一般的な検査の流れ
SASの一般的な検査から治療の流れは以下の通りです (2)。
①自覚症状や家族の指摘を受けて病院を受診
②問診の結果、SASの疑いがあれば簡易検査を実施
③簡易検査でAHIが40以上の場合は治療開始、40未満でも疑いがある場合はポリソムノグラフィーを実施
④ポリソムノグラフィーでAHIが5以上であればSASと診断
(確定診断にはポリソムノグラフィーを用いますが、簡易検査でも明らかにSASの症状が確認できる場合は、簡易検査実施後に治療を開始することがあります。)
⑤SASの重症度ごとに治療開始

 

当院において、①簡易検査(自宅での検査)から②ポリソムノグラフィー(一泊入院での精密検査)までの検査、および次回ご紹介するCPAP治療まで対応が可能です。気になる方がいらっしゃいましたら一度ご相談ください。

 

次回は、SASの治療方法についての詳細を紹介していきます。

 

【参考資料】
(1) 睡眠時無呼吸症候群 – MSDマニュアル プロフェッショナル版
(2) 睡眠時無呼吸症候群~診断と治療~
(3) 睡眠時無呼吸症候群の診断と治療
(4) 循環器領域における睡眠呼吸障害の診断・治療に関するガイドライン

 

楽しい美味しいピザ作り!

森下記念病院のスタッフブログをご覧の皆様
こんにちは、保育所です。

 

随分涼しくなり秋を感じられる季節となりましたね。

 

保育所では、子ども達とピザ作り🍕をしました。
エプロンと三角巾を着けてスタート!!
ギョーザの皮にウィンナーとコーン🌽をのせたピザとバナナ🍌とチョコソースをかけたスイーツピザの2種類。

 

具材に触れることを嫌がる子・作りながら具材をつまみ食いする子・トッピングが終わり、焼くために目の前からピザがなくなると泣き出す子・・・など様々でした。

 

作っている時の大騒ぎと打って変わり、食べ始めるとどの子もカリカリといい音をさせながら無言でバクバク口いっぱいに頬張り、食べ終わると空のお皿を差し出しておかわりの催促の嵐‼️

 

喜んで食べてくれた子ども達の笑顔を見るとこちらもうれしくなる一日でした😊

 

 

睡眠時無呼吸症候群について ~①病態~

森下記念病院のスタッフブログをご覧の皆様、
こんにちは、院長です。

 

皆さん、良い睡眠はとれていますか?

 

以前のブログ“睡眠とCKD(慢性腎臓病)の関係”でもご紹介したように、睡眠をしっかりととることは腎臓病への影響も含め、身体の機能を維持するためにはとても大切であることに、異論の余地はないかと思います。

 

さて、本日は睡眠の質の低下の原因のひとつとなる「睡眠時無呼吸症候群」についてのお話です。
睡眠時無呼吸症候群(SAS: Sleep Apnea Syndrome)とは、寝ている間に呼吸が止まってしまうことが起こる疾患です。このSASは、CKDの患者さんや透析患者さんに関連が深く、さらに高血圧をはじめとする様々な合併症を引き起こす可能性があるため、SASを正しく理解して適切な治療を受ける必要があります。当院で通院加療されているCKDの方や透析を受けられている方、また糖尿病や高血圧などの生活習慣病の方にとっても大いに関係する病態であるため、今回から3回に分けてSASについて紹介していきます。初回にあたる今回は、SASの病態に関するお話です。

 

・SASは3種類に分類される

SASは日中の眠気などの特徴的な症状とともに睡眠中に無呼吸または低呼吸が1時間あたり5回以上起きている状態を指します (1)。また、発症する原因の違いによってSASは以下の3種類に分類されます (2)。

閉塞性SAS:咽頭部の狭窄や閉塞が原因で呼吸をしようとしてもできない状態

中枢性SAS:心不全などの疾患が原因で中枢(脳)から呼吸を促す信号が一時的に送られてこない状態

混合型SAS:閉塞性SASに中枢性SASが混ざっている状態

上記3種類のうち最も患者数が多いのは閉塞性SASです。

 

・SASの症状

基本的なSASの症状は睡眠障害による日中の眠気・疲労感・集中力低下や低酸素血症による血圧上昇や起床時の頭痛などです (3, 4)。睡眠時におけるSASの一般的な症状として認識されている“いびき”は閉塞性SASで起こる特徴的な症状で、家族からいびきを指摘されて病院へ行くとSASと診断されたということがしばしばあります。

 

・SASになりやすい人の特徴

SASは女性より男性が発症しやすい傾向があります (5)。また、閉塞性SASになりやすい人の特徴は肥満、アデノイド・扁桃肥大、あごが小さい、舌が大きいなどです。これらの特徴を持つ人は咽頭部の空気の通り道が狭くなることや塞がれてしまうことでSASが発症します。

 

・慢性腎臓病がSASを招くおそれがある

慢性腎臓病の合併症のひとつにSASがあり、その直接の原因は「むくみ」です。先ほど肥満はSASの原因と紹介しましたが、これは気道周辺に脂肪がついてしまい空気の通り道である内腔が狭くなることでSASを発症します。慢性腎臓病の場合は脂肪ではなく、日中は下半身に溜まっていた体内の水分が、寝ている間に気道周辺まで移動して内腔を狭めてしまうことで無呼吸もしくは低呼吸状態に陥ります。また、それとは逆にSASによる睡眠障害がCKDの進行リスクとなりうる可能性もあります。

 

・合併症や日常生活への支障

SASは「いびきや眠気が生じる疾患」という認識をしている方が多いかもしれませんが、さまざまな合併症を引き起こす可能性があり、適切な検査と治療介入が必要となります。例えば、SASを発症している方は高血圧、心血管疾患、2型糖尿病を発症するリスクが健常人に比べて2~4倍程度高くなることが報告されているため、重大な病気につながる可能性があり放置することは危険です (6, 7)。また、日中に起こる突然の眠気が仕事の量や質の低下や、交通事故の原因となる可能性もあり、日常生活へ支障をきたすおそれがあります。

 

ここまで、SASの病態について説明をしてきました。SASは単なる「ひどいいびきが出る病気」ではないため、放置せずに検査を受けて、必要であれば治療を行い、症状を改善していくことが大切です。

 

次回はSASの適切な治療を受けるために欠かすことができない検査方法について紹介します。

 

 

【参考資料】

(1) 睡眠時無呼吸症候群|一般社団法人日本呼吸器学会

(2) C. Guilleminault et al., The sleep apnea syndromes. Annu. Rev. Med., 27: 465-84 (1976).

(3) 睡眠時無呼吸症候群 – MSDマニュアル プロフェッショナル版

(4) Sleep Apnea | NHLBI, NIH

(5) T. Matsumoto et al., Prevalence of sleep disturbances: Sleep disordered breathing, short sleep duration, and non-restorative sleep. Respir. Investig., 57(3): 227-237 (2019).

(6) I. Muraki et al., Sleep apnea and type 2 diabetes, J. Diabetes. Investig., 9(5): 991-997 (2018).

(7) 循環器領域における睡眠呼吸障害の診断・治療に関するガイドライン

Look for ways to do it instead of reasons I can’t.

森下記念病院のスタッフブログをご覧の皆様、
こんにちは、薬剤課です。

 

だいぶ涼しくなりましたね。
散歩がとても気持ちよい季節です。

 

先日、私の知り合いが出産しました。

 

その子は胎児のときから腎臓の機能がありません。
そのため、羊水が作られないまま出産となりました。
羊水がなければ胎内で肺の形成が不十分となり、呼吸が困難となります。

 

ポッター症候群といって10000人から40000人に1人の割合の頻度だそうです。
1年間に日本で90万人が生まれるのであれば、約25人から90人、一都道府県に2人の割合で出生するかどうかの確率です。
また、生存率はほぼ0%といわれていました。

 

薬剤師ですが腎臓疾患を標榜する病院で働いている者として調べました。どうしたらその子が大人になれるのか。

 

まず、人工羊水注入法による羊水の補充。これには総合周産期母子医療センターの指定を受けるくらいの施設でないと難しい。

 

いざ出産となった場合、出生児の肺の低形成が考えられるのでNICUがある病院での出産となる。
また、羊水が少ないことで逆子での出産となる可能性があるので、帝王切開が考えられる。

 

次に腎臓の代わりとなるものですが、乳幼児には腹膜透析で代わりとするのがほとんどだそうです。
しかしながら、乳幼児の透析を請け負える病院がどれだけあるのだろうか・・・
また、その手技と家族をサポートできる体制が作れるのだろうか・・・

 

ある程度成長したら、今度は腎移植となります。そして、移植後フォローとなるでしょう。

 

これ、今の日本の医療で行うのは非常に困難じゃない?
個々に医療を受ける事はできるでしょうけど、これらがひとまとめにできる病院ってあるのかな?

 

しかし、今現状でこの困難と闘っているお父さんお母さんがいらっしゃるらしい。
また、そのお父さん、お母さんそしてその子のがんばりが生存率0%の疾患を生存率1%へ引き上げている!
みんなに希望を与え、今もこの困難と闘っているのでしょう。
まさに『敬服』という言葉しか浮かびません。『偉業』と言っても過言ではないと思います。

 

残念ながら、私の知り合いの子はその困難な状況、生きるための闘いにすら手が届きませんでした。

 

また何もできない無力な自分を感じる結果となりました。

でも、
Look for ways to do it instead of reasons I can’t.(出来ない理由を探すより、出来る方法を考えよう)

今回も、そう思いました。

“腎疾患治療薬update”の一部を執筆しました。

森下記念病院のスタッフブログをご覧の皆様、
こんにちは、院長です。

 

今回は、2021年8月に発行された腎疾患治療薬update(腎と透析2021年91巻増刊号 東京医学社出版)のなかで、各論「不眠症:睡眠薬」の執筆を担当しましたので、ご紹介致します。

腎疾患治療薬update腎疾患治療薬update2

 

内容としては主に透析患者さんにおける睡眠障害とその対応について執筆しております。簡単に紹介させていただくと、睡眠障害の身体的・精神心理的な原因、適切な睡眠習慣を促す睡眠衛生指導、治療のアルゴリズム、睡眠薬の種類と選択、透析患者さんにおける睡眠薬使用の注意点について述べさせていただきました。

 

そのなかで、改めて重要性を感じたことは、睡眠衛生指導による睡眠の質の向上です。これは簡単に説明すると以下のような指導内容となっています。

 

・適切な睡眠のスケジュールについて:
不規則な睡眠が入眠や覚醒の体内調整を妨げるため、休日等であっても、なるべく規則的な睡眠リズムの確保を心掛ける。午後3時以降の昼寝を避ける。読書やテレビ鑑賞などをするために寝床に入ることを避ける(寝床には「寝るため」にはいること)。

・適切な運動について:
定期的な運動は身体的疲労により寝つきを良くし、深い睡眠を得ることが出来る。とくに適度な有酸素運動が推奨される。ただし寝床に入る3時間以内の運動は避ける。

・適切な環境について:
寝室はなるべく静かな環境にする。また寝室を快適な温度(やや涼しい)に保つ。

・適切な食生活について:
空腹感は睡眠を妨げるため避ける。一方で、就寝前に脂質を多く含む食事を摂取することは睡眠を妨げるために避ける。基本的には就寝前3時間以内の多量の食事は避ける。

・就寝前に避けるべき習慣について:
アルコール摂取は深い眠りを妨げるため避ける。喫煙はニコチンに精神刺激作用があるために避ける。カフェインは寝つきが浅くなり睡眠が浅くなるため避ける。また、過剰な水分摂取も夜間の尿意により睡眠を妨げる可能性があるため避ける。

・ベッドや布団に入った後に避けること:
テレビやスマートフォンの使用を避け、悩みについて深く考えることを避ける。

 

睡眠障害がある際には上記した睡眠衛生を是正し、それでも改善しない場合には睡眠薬を適切に使用する、もしくは既に睡眠薬を使用している場合にも睡眠衛生の是正を心掛け、睡眠薬の減量や離脱を検討することも重要と考えられます。そしてもう一点大切なことは、決して睡眠薬は「悪いもの」ではなく、透析患者さんには上記のように睡眠衛生を整えたうえでも睡眠障害を合併される方は多くいらっしゃいますので、睡眠薬の特徴を把握して、適切に使用することだと考えます。

 

僭越ながら、この執筆が少しでも透析医療現場の役に立てればと思います。

 

 

 

 

自分の苗字のルーツについて

森下記念病院のスタッフブログをご覧の皆様
こんにちは 透析看護師です。

 

今回はおうち時間の過ごし方の一例をご紹介します。

 

皆さんは自分の苗字のルーツをたどってみたことはありますか?
私の苗字は戦国時代の武将にいるわけでもなく、世に名を馳せた方々の中にもいるわけでもなく、どのようなルーツで今現在に繋がっているのか疑問に思い、ルーツをたどってみることにしました。

 

まず、自分の苗字に関する情報をインターネットで集めましたが、なかなか重要な情報をヒットすることなく、ここでかなりの時間を費やしましたが、有力情報が拾えれば、そこからは新しく知りえる情報なので楽しく進めることができます。

 

私の苗字は。。。とある県の山奥に苗字と同じ名前の神社があり、そこを守っていた豪族が代々苗字をつなげてきたと語り告げられています。
一年に一回、全国から同じ苗字の方が集まり、苗字の会として活動もあるようでした。
(現在はコロナウイルスの影響で集会は休止していました)
今までその県に遊びに行ったことはありましたが、自分の苗字のルーツとなっている県だとは知りえなかったため、ビックリしました。

 

コロナウイルスの状況が落ち着いた時を見て自分の苗字の故郷に足を運んでみようと思っています。

 

知らなくてもよかった些細な情報かもしれませんが、小さな疑問や興味があることを掘り下げてみると楽しい情報がたくさんあると思いますので、いろいろ探してみて下さい。
おうち時間が取れる今だからこそ、できることを楽しんでいきましょう。

ブログの再開及び当院のシステム変更に関して

 

森下記念病院のスタッフブログをご覧の皆様、
こんにちは、院長です。

 

本日より、当院のスタッフブログを約3か月ぶりに再開して更新してまいります。

 

本年7月に当院のカルテシステム、透析装置とその管理システムの変更があり、それに関連する作業の負担が多くなることが予想されました。それに伴い、新しいシステムの準備とスムーズな運用開始に注力すべく、一時的にブログの更新を控えさせていただきましたが、運用開始から2か月余りが経過し、現場の運用も大分落ち着いてきたことからブログも順次更新してまいります。

 

このスタッフブログを通じて、引き続き、皆様に当院の様子や、病気やお身体のことについてご紹介していければと考えております。

 

また、この場をお借りして、今回のシステムの変更に際して、一時的に診察や会計に長くお待たせしてしまった方や、慣れない作業にお手を煩わせてしまった方に、心からお詫び申し上げます。まだまだ行き届かない点もあるかと思いますが、順次改善してより良い医療の提供に尽力してまいります。

 

これからも、どうぞよろしくお願いいたします。